[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

公園で子どもたちに「おまえらどけ!」「邪魔するな!」いきなり怒鳴るじいさんに言い返した結果……

2021/05/25 14:00
叶井俊太郎(映画プロデューサー)
(C)倉田真由美

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都に対する緊急事態宣言が、5月31日まで延長されることになりました。それにより、小学6年生の娘ココが所属するバドミントンクラブの練習も、予定していた試合も、すべて延期になってしまった。

 練習ができなくなったので、クラブの子どもたちは昨年の緊急事態宣言時と同様、広い公園で毎週土日の午前9時~正午で自主トレをすることに。子どもたちは運動しないと体がなまるし、週末に家でずっとゲームしているよりぜんぜん健全でしょ。まあ、ココに関しては、緊急事態宣言出てからの土日はバドミントンの自主トレ後にクラブの友だちとコンビニで弁当を買い、うちで食べながら夕方まで5~6時間ゲームやってますけどね。

 自主トレには、いつも20人前後の子どもたちが集まります。ちなみにいつも使っている公園ではサッカークラブ、野球チームの子どもたちも保護者やコーチと自主トレをしてる。どこも学校の校庭が使用禁止になっているから公園に集まるしかないわけ。だから公園は混んでいて、練習場所についての取り決めはないけど、朝早くから場所を取らないと練習スペース取れないほど。さすがに、うちのクラブでは保護者が早朝からの場所取りをしないけど、コーチのほかに保護者も毎回1~2人は見守りで参加するルールができています。まだまだ大人の目が必要な小学1・2年生もいるのでね。

 先日の土曜はオレが見守り担当だったので、公園に行ったわけですよ。自主トレのメニューは、失敗してもいいので縄跳びの二重跳びを計100回、その後にランニング1キロほど。二重跳び100回はかなりハードで、50代のオレは1回か2回が限界だから、子どもたちはマジですごい! ランニングの後はラケットでの素振りを10分ほど、それから走り込みのダッシュを10回ほど。

 その走り込みをしている時に突然、70歳くらいのじいさんが、子どもたちがダッシュしてるスペースの真ん中に小走りしてきた。オレがすかさず「危ないですよ!」と声をかけると、いきなり「うるせえ!」と怒鳴りだすじゃないですか!


 「ここは公園で、誰がなにしようと自由だろうが! なんでおまえに注意されなきゃならねえんだ! ふざけんじゃない。みんなの公園だろうが、なにをしようとオレの勝手だ! おまえらこそどけ! オレは自由に走ってるだけだ」と一気まくし立てる。子どもたちは怖がって、走るのを中断してしまった。

老人たちの裏社会