「孫が生まれるんですよ」20年間の“婚外恋愛”と“年に一度のセックス”に終止符……彼女が「これ以上幸せな人生ってない」と語るワケ
真面目な真由美さんが彼と肉体関係を持ったきっかけは、「小さな我慢の積み重ね」であった。
「旦那は典型的な昭和の人間だったので、育児は全て私任せ。働きだした当時の私は、仕事と家事の両立で、少し心が疲れてしまっていたんですね。ヘトヘトになって風呂を済ませて、旦那が書斎代わりに使っていた部屋から人けがしたんです。いつもは私が寝る前には寝ているのに……と、こっそりドアの隙間から中を覗いたら、旦那がアダルトビデオを見ていたんですよ。ヘッドフォンをして、背中を丸めて……その姿を見たら、なんかもう、ドッと疲れちゃって」
当時、真由美さんは、「仕事から帰ってきて、洗濯を取り込んで畳んで、夕食を作って、仕事の予習をして、朝食と子どもたちの弁当の下ごしらえをして、明日はまた6時に起きて……」という多忙なスケジュールをこなしていた。
「全て自分で決めたことだから文句は言いたくありませんでしたし、言うつもりもありませんでした。けれど、出された夕食を無言で食べて、我先に風呂に入ってアダルトビデオに熱中している旦那の背中を見ていたら、今まで無意識のうちに蓄積されていた我慢が爆発しちゃったんですね。それで、彼と関係を持ったんです」
それから約20年の間、真由美さんは彼との交際を続け、お子様たちの成人を見届けてから離婚、現在は独身である。
「離婚のきっかけは旦那の浮気です。きっかけが欲しかったので、浮気に気づいた時には『やった! 離婚できる』って思いました。子どもたちも、薄々私たちが不仲なのは勘づいていたようですし、『ママの好きにすればいい』って。子どもたちが帰ってくる場所は絶対に守りたかったので、家だけもらいました。慰謝料はいただいていません……まあ、私もずっと後ろめたいことをしてきましたからね」
その後も真由美さんは彼との関係を継続し、「年に一度の『確かめ算』」のように、初めて結ばれた日を祝い、セックスをしていた」そうだ。