コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」

久代萌美アナウンサーは、夫の“不倫”を認めざるを得ない!? 有村昆の“不倫未遂”から考える、芸能人と一般人の上下関係

2021/05/20 21:00
仁科友里(ライター)

 5月16日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、有村の話題を扱った。ゲストのAマッソ・加納愛子は「自分が有村さんの結婚相手だったとしたら、未遂で記事が出るのが一番ハズイですね。いけてないんやって。不倫しようとしたし、モテへんのかいって」「モテへんやつと夫婦になってんのかい」「自分の価値もちょっと落ちる」と語り、スタジオに笑いが起きた。新婚の久代萌美アナも「まったく同じ意見ですね」「奥さんとしては結果オーライに見せかけて、でもいけなかったんかいっていう複雑な気持ち」と話し、やはり共演者は笑っていた。

 Aマッソ・加納と久代アナは、なぜ「最後までやってこい」と不倫を奨励するのか。それは「『有名人男性なら、一般人女性ぐらいいけるはず』と一般人を下に見ている」「男性は女性からモテたほうがかっこいい」「男性の遊びは武勇伝」という昭和的感覚があるからではないか。スタジオに笑い声が起きたのは、「最後までやってこい」とばかりの男性に都合の良い言いぐさを、男性出演者が好意的に受け止めた証拠のように感じた。

 2人のその価値観は、芸能界もしくはテレビの世界で働く中で培われたのだと想像するが、注意が必要なのは新婚の久代アナだ。彼女の夫は、人気YouTuber「北の打ち師達」のはるくんである。「有名人男性は女遊びをするのが当たり前」「一般人女性が相手ならいける」と久代アナに刷り込まれているとしたら、夫が一般人女性と不倫するのを、認めなくてはいけないことにならないか。

 久代アナは理系の学部出身であり、『ワイドナショー』でたびたび「論理的に考えるタイプ」と自己分析している。であれば、男性の言うことをまるごと聞いていればいいという考えから脱却し、ぜひ自分の置かれている環境を、冷静に見ていただきたいものだ。

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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最終更新:2021/05/20 21:00
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