サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフドン・ファン元妻から女子高生まで薬物を使う時代! コラム 知られざる女子刑務所ライフ116 ドン・ファン元妻から女子高生まで薬物を使う時代! 元女囚が考える「覚醒剤と犯罪」 2021/05/02 16:00 中野瑠美改め瑠壬(作家) 知られざる女子刑務所ライフ 未成年の大麻所持が急増中 ネットニュースによると、今回覚醒剤と大麻の所持でパクられたのは、沖縄県に住む16歳と17歳の少年2人と、女子高生だった少女(18)で、少年は高校生ではなく働いているようです。入手経路はこれから調べるようですが、3人は今年の2月に自宅などで販売目的で覚醒剤や大麻を所持していたようで、3月に覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反の疑いで那覇地検が3人を那覇家裁に送致したそうです。 警察庁の発表によると、2020年の大麻事件での検挙者は、713人も増えて、過去最多の5,034人やったそうです。しかも検挙者5,034人のうち20代が半分以上の2,540人(前年より590人増)で、20歳未満は278人も増えて887人。大学生も87人増の219人、高校生は50人増の159人と、いずれも過去最多。なんと中学生も8人いたそうです。 一方、30代以上は155人減っているそうです。しかも逮捕された748人のうち「危険とは思わなかった」が78%もいたそうです。まあ海外では合法のところもあるし、ネットで気軽に売買できますしね。 初めて大麻に手を出した年齢も低くなってますね。「20代以下」が大半だそうで、誰かから誘われて試したのが始まりのようです。理由は「好奇心・興味本位」が最も多く、「その場の雰囲気」もあるようです。また、「友人・知人」やインターネットから「草(大麻)は大丈夫」みたいな情報を得ることも多いです。いや大丈夫やないですから(笑)。 あと、やっぱり問題は覚醒剤ですね。大麻はその辺に生えてるのを乾燥させる人もいてますけど、覚醒剤は「オトナの危ない組織」が作ってますから。最近はツイッターで募集して、その後は足がつきにくい別の闇サイトに誘導して売買するようです。 自分の反省も込めて、やっぱり覚醒剤は危険です。健康面もですが、「あいつはポン中やから」てなると、誰も信用してくれません。それはとっても悲しいです。 瑠美はもうずっとクスリをやってへんのに、ちょっと体調が悪くて顔色が悪いとか、逆にちょっと元気やったりすると、「瑠美ちゃん、またいってる?」(=覚醒剤をやってる?)とか、聞かれたりします。 言われると正直ツラいけど、いったん覚醒剤に手を出してしまえば、失った信用はなかなか取り戻せません。一日一日を大切に生きて、それを積み重ねていくしかないんです。 前のページ12 中野瑠美改め瑠壬(作家) 1972年大阪・堺市生まれ。覚せい剤取締法違反で4回逮捕され、合計12年の懲役を経験。出所後は、刑事収容施設への差し入れ代行業や収容者と家族の相談窓口などを行う。現在は堺市内で「Night Space祭」を経営。著書『女子刑務所ライフ』(イースト・プレス)がある。 記事一覧 Instagram:@rumichibi1209 瑠壬公式YouTube 最終更新:2021/05/02 16:00 楽天 Yahoo セブンネット 女子刑務所ライフ! 薬物で捕まってる芸能人は昔も今も少なくない 関連記事 “紀州のドン・ファン”元妻逮捕、覚醒剤入手ルートは「東京」!? “元女囚”が「和歌山で買うことはない」と断言するワケ元犯罪者とノーギャラで渡り合う「保護司」というお仕事! 元女囚が更生経験者の採用を提案警察の「有罪にしたい病」は治らない? 元女囚が考える冤罪事件覚醒剤使用・スピード違反・ひき逃げでも懲役5年は、かわいかったから!? 元女囚が考える女性の量刑離婚して10年たっても「元のりピーの夫」と言われるのは仕方ない――元女囚が考える、覚醒剤との決別 次の記事 ワークマン【高撥水ライトガウン】高見えで優秀 >