ドン・ファン元妻から女子高生まで薬物を使う時代! 元女囚が考える「覚醒剤と犯罪」
覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。
日本でクスリを使う人は「200人に1人」
紀州のドン・ファン氏の元妻逮捕にはちょっとびっくりしましたが、思えば想定内でしたね。状況証拠だけでパクった(逮捕した)警察には疑問もありますが、以前書かせてもろた記事をまた掲載していただきました。
元妻さんは限りなくアヤシイ人ではありましたが、容疑が事実として、なぜ覚醒剤で殺そうと思ったんですかね。交通事故に見せかけるとか、ほかにも方法はあったのとちがいますかね。カタギさんは思いつかないですよね、普通。
編集者さんによると、日本は、人生でクスリ(違法薬物)を使う「生涯経験率」が0.5%で、アメリカ(5%)やイギリス(10%)と比べてめちゃ低いそうですが、「200人に1人」は、まあまあの割合ですよね。
元妻さんも200人の1人ですが、なんで殺人なのかなあと。まあさすがに人殺しには使わなくても、最近は未成年の間にも広まってますね。沖縄大好きな瑠美としては、沖縄の未成年の男の子と女子高生がバイ(密売)のために覚醒剤を持っていてパクられた件は、ちょっと衝撃でした。瑠美の地元の大阪では、たしかに未成年のバイも増えてますし、東京では大麻を買うお金がなくて、窃盗をする少年もいてましたね。
それにしても海のきれいな沖縄でもそんなことが……。めっちゃ驚きました、とか思うてたら、編集者さんから衝撃の事実が(苦笑)。
「沖縄は米兵が多いから、子どもたちの犯罪も米軍がらみがけっこうあるんです。那覇とかコザ(今の沖縄市)とかだけですけどね」
初めて知りましたね。編集者さんによると、「(那覇在住の)友だちの子どもが、ニセ米ドル所持でパクられた」そうです。ニセ米ドル……。大阪では聞かないです。なんか大人っぽい(笑)。