PTA役員と仕事のダブル業務で、パソコン作業が増加! 「眼精疲労」に悩まされる44歳女性を救ったモノとは?
「最近、目が疲れてしょうがない」「物が見えにくく、目がかすんだり乾いた感じがする」
スマートフォンやパソコンの使用など、目を酷使することが多くなった現代。疲れ目でピントが合わなかったり、目がしょぼしょぼして物が見えづらいという悩みはありませんか? なかなか治らない「眼精疲労」には、実はさまざまな原因があるのです。
仕事や生活にも大きな影響がある眼精疲労、どうにかしたいですよね。そこで今回は、医師の木村眞樹子先生に、眼精疲労の原因や改善方法について教えてもらいました。
1.目のかすみで書類にミス……上司が激怒!
今回ご紹介するのは、眼精疲労に悩まされていたサユリさん(仮名)44歳のエピソードです。
事務職として働いているサユリさんは、長年、仕事でパソコンを使う生活をしています。新生活が始まってから、さらに目を酷使するようになり、さまざまな支障が出ていたとか。
「この春からPTAの役員になったため、子どもの学校関係の連絡や調べものが激増し、夜も休日もスマホやパソコンを凝視する日々。最近は夕方になると目が疲れて、パソコンの画面がかすんでよく見えなくなってしまいます。
仕方なく目を細めて画面を見ていると、それを見た子どもから『お母さん、なんかおばあちゃんみたいな顔してるよ』と言われてしまいました。目つきが悪いので、自然と老けて見えてしまったんでしょうか……。肩こりを感じることも増えた気がして、家で無意識にため息をつくことも多くなりました」
サユリさんは、仕事でも大きな失敗をしてしまったそう。
「先日、重要な書類を作成していたのですが、目がかすんでしまい、何度も確認したつもりがミスをしていたんです。上司は『書類ひとつもまともに作れないのか!』と激怒。いつもはミスをかばってくれる周囲の同僚も、とばっちりを食らわないようにみんな無視でした。
このままミスが何度も続くと、職場での立場も危うくなりそう。でも、仕事もプライベートもスマホやパソコンを使わないわけにはいきません。目の疲れを改善する方法はないのでしょうか?」
生きるうえで、重要な感覚器である目。眼精疲労で毎日の生活や仕事に支障が出ないよう、改善していきたいですよね。そこでまずは、目の疲れの原因についてご紹介していきます。