近藤真彦、ジャニーズ事務所退所! 語り継がれる珍事「マッチコン」と化した伝説の『カウコン』をプレイバック
ジャニーズの長男坊である“マッチ”こと近藤真彦が、約44年間所属したジャニーズ事務所を、4月30日をもって退所すると発表された。
事務所は公式サイトに「弊社所属タレント近藤真彦に関するご報告」という文書を掲載。近藤からの申し出を事務所が受け入れ、退所が決定したといい、「これまで40年以上にわたり、近藤を応援してくださったファンの皆様、そして、ご支援くださいました関係者の皆様に、心より御礼申し上げます」と感謝の言葉をつづった。
また近藤自身も、「これからもジャニーズの名を汚さぬよう仕事を続けさせていただきます」と誓い、「ありがとうジャニーズ ありがとう素敵な後輩達 ありがとうジャニーさん」とコメントを寄せている。
この突然の報告にネット上は騒然としながらも、近藤は昨年11月、「週刊文春」(文藝春秋)に、25歳年下女性との不倫をスクープされ、無期限の活動自粛中だったこともあって、「最終的にはこうなるだろうと思ってた」「まだいたんだ」と冷めた声も少なくないようだ。
近藤は1979年、『3年B組金八先生』(TBS系)でデビュー。同じくジャニーズ(当時)の田原俊彦、野村義男とともに「たのきんトリオ」として絶大な人気を誇った。「スニーカーぶる〜す」「ブルージーンズメモリー」「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」など、数々のヒット曲を世に送り出した、まさに“伝説的アイドル”といえるだろう。
しかし近年は、若いジャニーズファンを中心に、「大御所ぶっているところが鼻につく」などと毛嫌いされる向きもあり、そのきっかけの一つとなったのが、『ジャニーズカウントダウンコンサート 2014→2015』だ。
毎年、東京ドームで開催され、フジテレビ系で生中継される『カウコン』だが、同年はなぜか放送がなく、その内容も、近藤のデビュー35周年を祝うコーナーが目白押し、しかも、近藤が「芸能界の母」と慕う黒柳徹子も登場するという「マッチコン」と化したのだった。この公演は、いまだにファンの間で語り継がれる“珍事”となっており、今回の近藤退所報告を受け、あの伝説の『カウコン』を思い出した人もいるのではないだろうか。
今回サイゾーウーマンは、過去に配信した、徹子の語る『カウコン』舞台裏に関する記事を再掲する。徹子が「場内がすごい静かになりました」と語る、当日の様子とは……? 同記事を読みながら、なんだかんだ憎めないキャラである“マッチ”に想いを馳せてもらえれば幸いだ。
(編集部)
(初出:2015年2月19日)
「場内がすごい静かになりました」徹子、『カウコン』登場はメリーさんに誘われていた!
『ジャニーズカウントダウンコンサート 2014→2015』。テレビでの生中継がなくなり、フタを開けてみたら、マッチさん(近藤真彦)のデビュー35周年を祝うコーナーがやたらと盛りだくさんだったことが話題になった。
「去年のカウントダウンは、私も東京ドームへまいりました」
と、2月13日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で徹子が語った。徹子はそのカウコンのスペシャルゲストとして出演したのである。
「ちょっと行ったんですよ。メリー(喜多川)さんとも長いんで」
すごいことを当たり前のように軽く言うところが、“昵懇感”漂っている。メリーさんに誘われたのか。「植草(克秀)くんとか東山(紀之)さん、それから(今井)翼くんもいたし、それからもちろん滝沢(秀明)くんもいたし、それからあの……堂本、KinKi Kidsもいたりなんかで」
と、楽しそうに当日を振り返る徹子。「あら、しばらく! その後どうなの?」とか、ステージ上でジャニーズたちへ順に話しかけはじめ、東京ドームに『徹子の部屋』がやってきた状態になったという。
番組では、実際の徹子登場シーンのVTRが流された。東京ドームのアリーナに登場するパトカー。そしてそこから登場した徹子。話には聞いていたが、シュールである。徹子はそのときを振り返り、「すごい静かになりました、場内が」と話す。「ワー!」とか「キャー!」ではなく、ドームをポカーンとさせた徹子。
「面白かった。お客さんいっぱいいてね」
本人はとても楽しかったようである。そんな徹子のカウコン思い出話に付き合っているのは、同時刻に京セラドームでカウントダウンコンサートをやっていた、KAT‐TUN・亀梨和也。「大阪にいらっしゃったんで、(東京ドームには)いらっしゃらなかったんですけど」と徹子も説明する。
さて、徹子がマッチをかわいがっていることは知られた話だが、「マッチとちょっと似てるところがあるって」「マッチもアナタのこと可愛がってるんだって?」と、亀梨のこともいちいち“マッチ基準”で把握しているようだ。