大野智、「ジャニーズ御用達」媒体での“新恋人”ホノボノ報道に見るご時世
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
東京五輪開催予定日まで100日を切った。が、新型コロナウイルスの感染はとどまることもなく、ワクチン接種もまったく進まないといった悲惨な有様だ。五輪ができる状況にはないと思うが、この国の為政者、五輪関係者はそうは思わないらしい。その代償は――恐ろしい限りだ。
第549回(4/18〜4/20発売号より)
1位「大野智 嵐と同じくらい大切な女性との京都旅 休止生活支える新恋人!」(「女性自身」5月4日号)
2位「暴露マリエ“枕営業強要”告発で広がる被害者の輪と震える加害者」(「女性セブン」4月29日号)
3位「中森明菜ガン無視 トシちゃんからの『復帰要請電話』」(「女性自身」5月4日号)
同「田原俊彦 幻に終わった明菜へのラブコール」(「週刊女性」5月4日号)
芸能活動を休止した嵐の大野智。そんな大野の熱愛スクープを「女性自身」がすっぱ抜いている。記事によれば、4月初旬、大野は30歳前後とおぼしき女性と京都へ旅行したという。そして注目すべきはおっとりとした雰囲気だというこの女性、大野とは交際を始めてからまだ日が浅い新恋人だということだ。これまで報じられた女性とは違う“新恋人”! 大野は京都旅行でもこの新恋人を優しく大切にエスコート、大野がJr.時代に滞在した思い出深い旅館を訪れるなどしたという。
かなりの本気度がうかがえる大野の熱愛記事だが、なんだかホッとした。そもそも嵐が活動を休止したのも、リーダー・大野の女性関係と熱愛報道、そして事務所からの横槍という挫折が大きかったからだ。それは2015年、写真週刊誌「フライデー」(講談社)が大野と一般女性との熱愛同棲を報じた際のこと。
通常ならジャニーズタレントの熱愛報道をテレビやスポーツ紙は忖度し黙殺するはずだが、大野の同棲報道は異例の展開を見せた。報道直後、開催されたコンサートで大野が報道陣に対して“謝罪会見”をさせられたからだ。しかも、この場で大野は女性との交際、同棲を否定するだけでなく、今後一切会わないことを宣言させられた。もちろんジャニーズ事務所の意向によってだ。