コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第548回】

有吉・夏目、5年前の意味不明記事の裏側とは? “芸能界のドン”の顔色をうかがうマスコミの姿勢

2021/04/13 21:00
神林広恵(ライター)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

「女性セブン」4月22日号(小学館)

 ついに医療崩壊が白日のもとに。コロナ感染拡大が続く大阪府が、不急の手術延期を緊急要請した。ふざけるな、である。国や大阪府は今まで何をやっていたのか。いや、やってない。実際、吉村洋文大阪府知事など“やってる”アピールばかりだしね。こうした失策のツケを払わされるのはいつも一般国民。ふざけるな!

第548回(4/11〜4/13発売号より)
1位「有吉弘行 なぜ5年間も隠さねばならなかったのか――夏目三久との交際の苦悩『妊娠の幻』と『消えた母』」(「女性セブン」4月22日号)
2位「独占スクープ 三田寛子憤怒 『父の悪いところばかり似て』長男橋之助が元乃木坂46アイドルと二股交際」(「女性セブン」4月22日号)
3位「小室圭さん 新・文書は空前のカラ振りに終わった“マザコン白書”」(「週刊女性」4月27日号)
同「小室圭さん 『眞子さまより母守る』断ち切れない佳代さんの呪縛」(「女性自身」4月27日号)

 先週、有吉弘行と夏目三久の結婚について報じたものの、あまりに内容がなかった「女性自身」「週刊女性」。だが、発表から雑誌発売まで時間があった「女性セブン」のタイトルを見ると――2誌とは違い、攻めている! 何しろ「妊娠の幻」と銘打ち、いまだ藪の中にある5年前の妊娠騒動にまで踏み込んでいるからだ。さて、どんな“真相”が書かれているのか。

「確かに当時、交際はしていました。でも行きすぎた憶測で妊娠が取り沙汰され、全面的な否定をしないと事態が収まらなくなり、破局するしかなくなったと聞いていました」(テレビ局関係者のコメント)

 うん!? 妊娠に関してはこれだけ。“行きすぎた憶測で妊娠が取り沙汰され”って何? そもそも意味不明である。さらに同日発売の「週刊文春」(文藝春秋)記事にも、5年前の妊娠報道がなされた経緯が記されているのだが、その発端は夏目を溺愛する所属事務所社長の田邊昭知氏が夏目と有吉の交際を知り、激怒。2人が出演していた『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)から夏目を降板させた。さらに『あさチャン!』(TBS系)の視聴率が低下した時、これまた田邊社長が「番組がつまらないから悪いんだ」とボヤいたことだったとして、こう解説している。

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