リアーナ、アジア人差別反対デモに参加! 「素晴らしい!」「一緒だとより強くなれる!」とファン絶賛
世界的歌姫のリアーナが、現地時間4月4日、ニューヨークで行われたアジア人差別やアジア人ヘイト(憎悪)犯罪に抗議するデモに参加。「# STOP ASIAN HATE」と書いたプラカードを掲げる姿がSNSで拡散され、大きな話題となっている。
今回、リアーナが張り切ってデモに参加する動画をインスタグラムに投稿したのは、彼女のアジア系アシスタント、ティナ・チュオン。大きなサングラスに黒いマスクをかけ、黒いキャップをかぶっているので顔は見えないが、シュプレヒコールの音頭を取る太鼓の音に合わせ踊りながら歩く姿は、確かにリアーナだ。
黒のレザージャケットを羽織り、グレーのパーカーに黒のレザーパンツをビシッと決めたリアーナは、長いブレイズヘアを揺らしながら「# STOP ASIAN HATE」「#HATE=RACISM AGAINST GOD!(ヘイトは神に対する人種差別)」と自分で書いたプラカードを掲げ、アジア系の人々をサポート。
「これが一致団結というものよ!」というキャプションを添えられたこの投稿のコメント欄は、「そうだよ! 一緒だとより強くなれる!」「素晴らしい!」「リアーナは驚異的な女性!」「自分も次のデモには参加するよ!」といった言葉であふれた。
リアーナは、見ず知らずのデモ参加者と交流もしており、「これ(が私よ)」とインスタグラムのアカウントを見せられたもののが、目の前にいるのが正真正銘の本物だとは気づいていない男性の動画もSNSで話題になった。
新型コロナウイルスは中国の武漢から広まったとして、アメリカでは怒りや鬱憤をアジア系住民にぶつける人々が増加。先月17日には米南部ジョージア州アトランタ近郊の韓国系マッサージ店に21歳の白人男性が乱入して銃を乱射し、韓国系女性6人を含む8人が殺害されるという事件が発生した。
人種のるつぼであるニューヨークでもアジア人へのヘイト犯罪が増加しており、先月27日には、セントラルパークでアジア系男性が妻子の目の前で突然白人男性に殴られる事件が発生。29日に起きた事件は、歩道を歩いていた65歳のフィリピン系女性が男に蹴り飛ばされ、頭を踏みつけられても目撃者は助けなかった一部始終を監視カメラがとらえており、その映像は世界中に大きな衝撃を与えた。
リアーナはアトランタの事件の翌日、インスタグラムに「アジア系アメリカ人へのヘイトが増えていることはとても不快だわ」「アジア系コミュニティのみんなを思うと胸が張り裂ける」と投稿。2日後に、アジア系ヘイト犯罪を強く非難するダニエル・デイ・キムのインスタ投稿を、多くの人の目に留まるようにとリポストしていた。
ネット上では、今回リアーナがデモに参加したことで、アジア系コミュニティに無関心だった人たちの意識を変えることができたと高く評価する声が上がっている。