コラム
「元極妻」芳子姐さんのつぶやき102
“山口組一強”はさらに進む? 元極妻が考える「ヤクザの勢力図2021」
2021/03/28 16:00
今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。
伊勢崎の大乱闘の手打ちは済んでいる
前回お伝えした3月4日未明の「群馬・伊勢崎の大乱闘」は、3月25日現在も捜査が続いているようです。16日には稲川会系組員が六代目山口組系組長らに発砲した件で、稲川会の関係事務所が家宅捜索を受けたことも報じられています。
一方で、当事者間の手打ち(和解)は済んでいるそうです。稲川会は六代目山口組に「お見舞い」に行き、トラブル再発防止を約束したと聞いています。
13日には、稲川会総本部名で「理由の如何を問わず火器、銃器等の所持使用を一切認めず些細な事故トラブルなど絶対に無き様侠道に邁進する事」など組員のトラブルを禁止する「御告知」を関係者に配布したことが報道されました。
まあ読者の皆様におかれましては、「銃器はどこで使ってもダメなのでは……」と思われるでしょうけどね。この乱闘は、もとはといえば地元の稲川会と住吉会双方の傘下関係者のトラブルだったようです。稲川会と住吉会は関東の組織で、いろいろと地域的にシノギもかぶっていますからね。
ところが、そこに今回は六代目山口組・司忍組長の出身母体である弘道会系の組長が仲介に入ってハジかれた(銃で撃たれた)というのですから、大問題になったわけです。