記者をあぜんとさせた小室哲哉、語りまくるマーク・パンサー、そしてKEIKOは……globe三者の“離婚成立後”動向
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
ママ友、洗脳支配、なぞのボス、多額の金銭要求――。福岡で起こった5歳児餓死事件。その背後にある異様な人間関係が明らかになるにつれ、あの事件を彷彿とさせる。2002年に発覚した久留米の看護師らによる連続殺人事件、いわゆる「黒い看護師」事件だ。マインドコントロールで、またしても痛ましい事件が。洗脳の怖さが今回も――。
(参考:[連載]悪女の履歴書 福岡4人組保険金連続殺害事件)
第544回(3/4〜3/9発売号より)
1位「独占告白KEIKO『不倫疑惑を私の病気のせいにした彼』」(「女性セブン」3月18日号)
2位「小室哲哉独占告白! KEIKOに懲りない呆提案『もう一度プロデュースを』」(「女性自身」3月23・30日合併号)
参照「マーク・パンサー胸中激白『KEIKOが復活すればglobeやるよ!』(「週刊女性」3月23日号)
3位「激震スクープ福原愛 台湾に夫も子も残して里帰り不倫」(「女性セブン」3月18日号)
先週も話題にした小室哲哉とKEIKOの離婚だが、今回、女性週刊誌で面白い現象が起こっている。女性週刊誌3誌がそれぞれ小室、そしてKEIKO、そしてマーク・パンサーに直撃しているからだ。
まずは「女性セブン」によるKEIKOの“独占告白”だ。KEIKOが2011年にくも膜下出血で倒れて以降、その肉声がマスコミに掲載されることはほとんどなかったはずだから、大変貴重でもある。まず、KEIKOは離婚闘争を終えた直後、「セブン」に対し「ひとまず安堵しています。すっきりしています。ほっとしています」と語ったという。さらに離婚成立後、KEIKOは直筆のメッセージを公開しているが、「セブン」ではそこでは触れられなかったKEIKOの胸の内を一問一答という形で紹介している。
そこには小室の不倫騒動が勃発した際、それが自分の病状のせいであるような発言が多く、目と耳を疑ったこと、実際には病後、現在と同じように日常生活を送れていたこと、介助すら必要ないことなどが語られるが、何より、歌に対してこんな思いを発している。
「もう一度、どんな形であれ、歌いたいと思っております」
不倫騒動時に小室がKEIKOについて“音楽に興味がなくなった”などと言って、自分の行為を正当化、そして論点をヅラしていたが、その言葉はやはり嘘だった。それがKEIKO本人の口から話されたことも貴重だろう。
でも、ちょっと不自然なんだよね。このインタビュー。というか独占告白を銘打っているにもかかわらず、どういうシチュエーションでKEIKOの取材が行われたのか、どんな様子だったのかも不明。写真も2年前の2019年のもの(しかも隠し撮り?)が使用されている。コロナ禍で電話やリモート取材だった可能性もあるが、それにしても変、なのだ。
まあ、KEIKOが元気で音楽に対して前向きなことがわかっただけでもよかったが、でも、なんらかの事情が存在するのではと勘ぐってしまう。今度はもっときちんとしたKEIKOの独占告白を望みたい。