[飲酒コラム]今日もモンテローザで飲んでます

「すしざんまい」パクリの「すしざむらい」は良心酒場!? モンテローザでまさかの「至福の時間」が訪れた!

2021/03/05 20:30
松子(ライター)

どれも値段相応のちゃんとした寿司

 天然本鮪は、赤身から大トロまで5種類。198円の赤身と、298円の中トロを食べてみましたが、ネタが分厚くてケチくさくなく、中トロは脂が甘くておいしかったです。ほかにも128円のいか、198円のかんぱちなどを試してみましたが、どれも値段相応のちゃんとした寿司でした。

 手巻きも食べごたえがあり、パリパリの海苔の食感が酒のアテになります。納豆巻やかっぱ巻は150円、とろたく巻やねぎとろ巻は250円とリーズナブルです。これらを細巻きにするとプラス100円です。

とろたく巻(C)サイゾーウーマン
寿司(C)サイゾーウーマン

 もちろん、寿司のクオリティはパクリ元のすしざんまいの方が上手と感じましたが、とはいえ、これまで魚民のしょぼい寿司や目利きの銀次の雑な海鮮料理など、モンテローザの海鮮居酒屋にがっかりさせられてきた身としては、すしざむらいはモンテローザ系列であることを忘れるくらい、きちんとした居酒屋に思えました。

 すしざむらいは、比較的安価で本格的な握りが食べられることを売りにしていますが、とはいえ激安酒場のような価格帯ではないので、とにかく安く飲みたいときには向いていません。むしろ、会計をケチって最安値の98円の寿司(玉子焼、たこ、いかげそ、びんとろ)ばかり食べても、すしざむらいのポテンシャルを享受できないので、マグロや128円以上のネタをしっかり食べて、寿司欲を満たすのが正解ではないでしょうか。


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