貴乃花と離婚した河野景子、『花束みたいな恋をした』のように新恋人を語る「婦人公論」インタビューに思うこと
「始末のいい暮らし」って結局「ていねいな暮らし」か……と鼻白みつつ、イラストレーター・服部小雪氏のインタビュー「夫が狩った獲物、まるごと一頭いただきます」には、確かに「ていねいな暮らし」では括れないものを感じました。
彼女は、登山家であり、著書『サバイバル家族』(中央公論新社)などで知られる文筆家の服部文祥氏の妻。文祥氏が狩った鹿やイノシシを家族で解体するのが日常とのこと。夫が初めて鹿の生首をリュックに入れてきた時はたまげたそうですが、今では自ら解体を行い、解体で出た雑肉は鶏に与え、骨は犬に与え、内臓も火を通して犬のおやつに。
そのため、生ごみはほとんど出ないそう。これぞまさしく、ていねいな暮らしを超えた「始末のいい暮らし」。文祥氏のTwitterによれば、狩りで得た獲物の写真は“閲覧注意”の制限がかかり、設定によって閲覧ができないそうです。「#ていねいな暮らし」と違い、「#始末のいい暮らし」はSNSでは映えないのかもしれません。
河野景子の不倫疑惑「言い訳」インタビュー
最後に見ていくのは、河野景子のインタビュー「感性の合うパートナーと私らしく歩いていきたい」です。2018年に貴乃花 光司と離婚し、昨年末に「週刊文春」(文藝春秋)で、映画監督兼エステサロン経営者のジャッキー・ウー氏と再婚報道があった彼女が、離婚や新恋人について語っています。
新恋人に惹かれた一番の理由は「感性が合うこと」で、「好きなものや人生に対する姿勢も似ているし、今、私が関心を持っている仕事や活動にも共感してくれるので、それこそ話が尽きないんですよ」とのこと。映画『花束みたいな恋をした』の主人公カップルのような恋(しかも初期のほう)を、河野景子氏は現役でやっているようです。
パートナーとして意識し始めたのは19年末と語っていますが、「文春」には10年前に出会い、離婚前から同じマンションを借りていたと書かれていたことには言及しておらず。全文が「言い訳」としてきれいにまとまっており、「婦人公論」読者の感想が気になる部分でした。