ママ友グループLINEから

ママ友LINEで白熱する話題「PTA委員」! 活動内容が不明、複雑すぎるルール……小学生ママが語る攻略法とは?

2021/02/28 18:30
池守りぜね(ライター)

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。

写真ACより

 低年齢の子どもを持つママたちにとって、保活の次によく話題に上がるのはPTA活動についてではないだろうか。保育園や幼稚園でも、少なからず保護者を対象とした役員活動があると聞くが、小学校でのそれは地域活動とも連動しており、時間的な拘束も長く、負担が多いという。今回は、PTA活動を不安視するママたちの声を紹介する。

小学校のPTA活動って大変? ママたちとチャットで情報交換

 スポーツクラブの事務として働いている真琴さん(仮名)は、小1になる男児を都内にある小学校に通わせている。昨年は新型コロナウイルス感染拡大のため、学校行事などが軒並み中止になったという。

「息子が通っている小学校は、昨年、公開授業や運動会、学習発表会など、保護者の参加イベントが全て中止になりました。そのため、小学校のママ友とのつながりが持てず、同じ保育園から入学したママたちと、グループチャットでわからないことは情報交換をしています。でも情報が少なくて、とにかく不安な1年でした」

 なかでも、真琴さんの心配事はPTA活動だという。PTAは、会長や副会長、会計といった執行部的な役割を担う「PTA本部役員」と、広報委員会や保健委員会、地域委員会などに属してそれぞれの仕事を行う「PTA委員」に分けられる。委員は各学級から選ばれ、役員はさらにその委員の中から選考されることが多いという。真琴さんいわく、この1年はPTA活動が縮小したため、次年度の委員の選定がどうなるのか気がかりとのことだ。


「年長さんの時、グループチャットで、上の子がいるママさんに『小学校のPTA活動って、大変って本当?』『どの委員が楽?』と質問しまくってました。しかしいざ入学してみると、緊急事態宣言で休校になったため、前年度の委員がそのまましばらく続投し、6月ごろに新しい委員がやっと決まったんです。去年は集会の回数なども普段よりも少ないため、例年よりも楽だと思ったのか、自薦が多くて抽選になったみたいでした。ただ、その抽選の様子も、限定されたコミュニティだけで閲覧可能になっていて、保護者が集まることがなかったですね」

消えたママ友