カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「婦人公論」2021年2月24日号

小室圭さんは「詐欺のように思えてならない」!? 「婦人公論」読者、眞子さまご結婚への持論が辛口すぎる

2021/02/20 16:00
島本有紀子(ライター)

 最後は前号に続いて掲載された、88歳・五木寛之と97歳・佐藤愛子の大作家対談です。補聴器、老眼、整体――という「お年寄りあるある」から始まりますが、この2人が枯れ果てていないらしいことが、対談でどんどん明らかになります。

 佐藤先生が「うちの娘は、私のことをマグロだって言うんですよ。マグロは死ぬまで泳ぎ続けて、泳げなくなった瞬間にパタッと死んじゃう」と言うと、「あはは。でも佐藤さん、ご自分で『私はマグロ』なんて言わないでくださいね。マグロとはセクシャルな意味で、不感症の女性のことを言うんですから」と五木先生。

佐藤「あら、そうなんですか? それは知らなかったわ」
五木「やっぱり佐藤さんは、お嬢さんなんだな」

 97歳にして「マグロ」の新たな意味を知った佐藤先生と、その反応に「お嬢さんなんだな」と感想を述べる五木先生。ちょっと長生きしてみたいなと思わせる力があります。

 また五木先生は、一昨年に「戦後はじめて」の病院に行ったとも語っています。足が痛くなり、約70年ぶりに病院へ行ったとのこと。昨年はコロナ禍で「戦後初の甲子園休止」「戦後初の無観客大相撲」など「戦後初」という表現に久々に触れましたが、まさかこんな「戦後初」にも出会うとは。どうか、いついつまでもお元気で……。

島本有紀子(ライター)

女性ファッション誌ウォッチャー。ファッションページから読み物ページまでチェックし、その女性誌の特性や読者像を想像するのが趣味。サイゾーウーマンでは、「ar」(主婦と生活社)と「Domani」(小学館)レビューを担当していた。

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最終更新:2021/02/20 16:00
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