サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」ジャニー氏の性虐待告発は「若気の至り」 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第538回】 ジャニー氏の性虐待告発は「若気の至り」「暴露するもんじゃない」ーーフォーリーブス・おりも政夫の含蓄ある告白 2021/01/26 21:00 神林広恵(ライター) ジャニーズ女性週刊誌ぶった斬り! 「女性自身」2月9日号(光文社) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 「女性自身」の目次、左側に毎号掲載されている“一行情報”。今週はこんな文言が。「“嵐ロス”を癒し続けます! 生活をうるおす実用ニュースもお楽しみください!!」だって。どう癒やしてくれるのか――(笑)。 第538回(1/21〜1/26発売号より) 1位「松本潤 大河出演決断に秘めた嵐再結集『茨の3年』計画」(「女性自身」2月9日号) 2位「ジャニーズJr.“22才定年”の衝撃 芸能界こんなにある(秘)『年齢制限』」(「女性セブン」2月4日号) 3位「今だから実現できた衝撃不定期連載 有名人が仰天告白『あのとき、私は』第20回 おりも政夫」(「週刊女性」2月9日号) そうきましたか。昨年2020年いっぱいで活動を休止した嵐。そして前後して話題になったのがメンバーの“その後”だ。例えば大野智は芸能界から離れ、二宮和也は俳優業に、相葉雅紀はバラエティ中心で、櫻井翔はニュースキャスターってな具合に。そんな中、松本潤は主だった活動予定がなく、Jr.の“育成・演出”に精を出すとされていた。しかし――。 1月19日、驚きのニュースが。それが23年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』主演に松潤が抜てき! というものだ。やるな、松潤。やるな、ジャニーズ事務所。 そんな松潤の大河主演抜てきがよほどうれしかったのか、「女性自身」は目次ページ左に「“嵐ロス”を癒し続けます!」と銘打ち、巻頭グラビアでは松潤の“俳優ヒストリー”と題し、幼い頃の写真から現在までを掲載、そして特集記事も組んでいる。 特集記事の内容も、もちろん松潤絶賛の嵐だ。低迷する大河ドラマ復活には若い世代の視聴者が必須で、そのために松潤は話題性抜群なこと、時代劇に不安もある松潤だが、親友である小栗旬や中村七之助がそれをフォローしてくれるのではないかとの期待、さらに、なぜか松潤大河主演と嵐の再結成までをも結びつけるのだ。 「大河終了後の’24年は嵐の結成25周年イヤー。(略)ただでさえ嵐は休止前ラストイヤーを思うようにできず、完全燃焼とはいかなかった。櫻井翔さん(39)もかねてから『復活はある』と語っていますし、’24年に再集結して“悲願”を達成する可能性は大いにあるでしょう」(テレビ局関係者のコメント) なんか大河にこじつけているけど、24年嵐復活説をぶち上げた。さらに記事はその後も多方面な展開を見せる。松潤は故ジャニー喜多川氏の遺志を継ぎ、後輩グループの育成、演出に力を注いできたが、先日発表されたJr.の定年制のため、急ピッチで指導する必要があること、また滝沢秀明副社長と連携し、Jr.の発掘を行うこと、さらに大河撮影の前から所作指導や乗馬訓練に取り組む予定だということ、などなど“これでもか!”とばかりに松潤の今後がてんこ盛り、盛りだくさんなのだ。 目次に銘打った「嵐ロス”を癒し続けます!」とはこういうことなのか(苦笑)? グループとしての活動は休止したが、今後もメンバーたちは元気です! と、よいしょし続けること。ご苦労さまです。 次のページ ジャニーズJr.定年制の波紋 123次のページ 楽天 永遠のニシパ 北海道と名付けた男 松浦武四郎 関連記事 二宮和也の妻「妊娠報道」とジャニーズカレンダー広告に見る、影響力にひれ伏すメディアの姿草なぎ剛結婚報道について“過去記事自慢”する「週刊女性」と「女性セブン」の侮れない取材力眞子さま「強いお気持ち」杏「見事な女っぷり」沢尻エリカ「女優復帰は?」……2020年の“女”を斬る!嵐・大みそかのスケジュール、2021年の活動、結婚……女性週刊誌が取り上げるラスト記事渡部建「謝罪会見」後に見えてきた、日テレ・TBS・松本人志と芸能マスコミの“ドロドロの舞台裏”