同僚の足を引っ張り、上司から「やる気あるの?」とキツイ一言……“眠気覚ましの薬”に手を出した31歳女性の心配事
生理前に眠くなってしまう原因として、ホルモンバランスの乱れが考えられます。女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」があり、排卵日から生理までの期間は、プロゲステロンの分泌量が増量。このとき、ホルモンバランスに乱れが生じて、PMSとして心と体にさまざまな影響を与えてしまうのです。
ホルモンバランスの乱れによって、自律神経系のバランスも崩れ、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなるなど不眠の原因に。これにより、日中に異常な眠気が起こることもあります。
また、生理前に多く分泌されるプロゲステロンは、女性が妊娠しやすいように体を温める作用があるため、生理前は基礎体温が上昇。しかも、体温が上がったままあまり変動しないため、1日中ぼんやりしたり、眠気を感じたりするのです。生理が始まるとプロゲステロンの分泌量は徐々に減少し、それに伴い眠気やだるさも解消されていきますが、生理中まで眠気が残る人も……。
3.PMSが原因の眠気を改善するには、漢方医学がおすすめ!
仕事中の眠気に耐えられず居眠りしてしまい、上司から「やる気がない」と思われていた裕子さん。漢方薬を飲み続けたところ、次の生理周期には異常な眠気に襲われることがなくなり、仕事中も居眠りせずに済んでいるそうです。「生理前の時期はいつも眠いと感じてしまう……」そんな方には、漢方薬がおすすめですよ。
漢方医学は、体のバランスを整えて自然治癒力を高めることで、全身の健康を回復に向かわせる学問。さまざまな症状に効果が認められている医薬品ですが、自然の素材が体に優しく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。
今起こっている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すものですので、イライラする気持ちを落ち着けたい人や、症状に悩む方に最適。「バランスのいい食事や適度な運動を毎日続けるのは難しい……」という場合でも、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられるでしょう。