コラム
「元極妻」芳子姐さんのつぶやき97

史上初「指定暴力団トップへの死刑求刑」の波紋! 元極妻が語る激動のヤクザ社会

2021/01/17 16:00
待田芳子(作家)

 この裁判は、3月に弁護人最終弁論、8月に判決が予定されています。まだ地裁ですし、意外に福岡の裁判所はリベラルなところもあるので、今後はわかりませんが、これからのヤクザの裁判を大きく変えることになることは間違いないですね。というか、最近はヤクザをとりまく環境も変化が激しいです。

 昨年暮れには神戸山口組本部長で毛利組の毛利善長組長、今年の初めには、五代目山口組直参・中野会を率いておられた中野太郎会長の訃報がネットでも流れていました。ひとつの時代が終わったなあとしみじみします。

 お2人とも山口組の重鎮として活躍された大親分であり、尊敬を集められていましたね。毛利組長はほとんどメディアには登場されませんでしたが、中野会長は晩年に出されたご本が話題になりました。

 ヤクザが発信すると、いろいろ軋轢もあるでしょうが、「週刊実話」(日本ジャーナル出版)に連載された野村総裁の獄中記も話題でしたね。

 私もおこがましいと思いつつ好き勝手なことを書かせていただいていますが、やっぱり「報道とは違うヤクザ社会」を知っていただきたい気持ちがあります。

待田芳子(作家)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。

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最終更新:2021/01/17 16:00
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