コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第535回】

嵐・大みそかのスケジュール、2021年の活動、結婚……女性週刊誌が取り上げるラスト記事

2020/12/22 21:00
神林広恵(ライター)

 やはりアンジャッシュ渡部建の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』出演は日本テレビからのオファーだった!?

 先週の本欄でも指摘した日本テレビオファー説。少し説明すると、謝罪会見の発端になった『ガキ使』出演に関し、ほとんどの芸能マスコミは渡部やその所属事務所・人力舎サイドからの強い働きかけだったと報じてきた。そのため早期復帰を目論んだとして、渡部をバッシングした。

 ところが一部では、実際の出演オファーは渡部サイドからではなく、『ガキ使』側からあったものだと囁かれてきた。でも、それを明らかにすると、日テレの責任と同時に『ガキ使』を牛耳る松本人志の責任が問われかねない。で、それを回避するために、渡部サイドからの“強い働きかけ”との報道がなされた、と。でも今回「女性セブン」が『ガキ使』出演に関しこんなコメントを載せている。

「日テレ側からオファーがあったことで、半年の自粛で禊が済んだと判断し復帰しようとしたのでしょう」(芸能関係者のコメント)

 やはり!! そうなると日テレの責任は重いはずだ。にもかかわらず、先週の「週刊女性」によれば、日テレは渡部を擁護するどころか“切り捨て”た。復帰を企てておきながら、批判が起こるとすべてを渡部のせいにした。会見場所も提供しようとはしなかったらしい。御都合主義の極み。渡部の女性蔑視的な不倫もひどいが、こちらもまたひどい。

 コロナ禍なのに芸能人の不倫ネタが満載だった20年。前述の渡部不倫、失敗会見と比較され、一躍話題になったのがこの人、原田龍二だ。いわく、渡部と違い、いち早く謝罪会見した、「性欲が強い」と正直に答えたなどが高評価(?)。

 会見後、原田は不倫前以上に人気者になり、最近では「原田龍二 毎日反省 日めくりカレンダー」(扶桑社)も話題だ。そんな原田龍二の対談連載が「週刊女性」に掲載され、早21回。不倫しても人気者に戻れる。これを見習って頑張れ、渡部! 

神林広恵(ライター)

伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に"『日本を脅かす! 原発の深い闇』『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。

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最終更新:2020/12/22 21:00
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