北海道民の定番「ベルのたれ」知ってる? ご当地ソウルフード「成吉思汗たれ」レシピ!【調味料ソムリエ伝授】
――地元で愛され続ける、家庭料理の定番調味料。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。
北海道「成吉思汗たれ」
北海道の定番の味といえば、通称「ベルのたれ」と呼ばれる「成吉思汗たれ」!
戦後、北海道では羊場が多くあり、飼育1年以上のマトンの肉を食べることが多かったようですが、マトンは羊独特の臭いが強く苦手な人も多かったとか。そんなマトンの肉をおいしく食べさせてくれるのが「成吉思汗たれ」ですが、1956年に発売されました。
北海道の郷土料理、ジンギスカンのたれとして、まさにご当地調味料の先がけですね。
地元の醤油をベースに、にんにくや生姜、玉ねぎ等の生の香味野菜をたっぷり使い、スパイス等をブレンドしています。ほどよい酸味と甘味が混ざり合い、肉のおいしさが引き立ちます。ご家庭の味として母から子へと受け継がれるソウルフードです。
最近ではスーパーでも手に入れられるようになり、ホットプレートでラム肉(生後1年未満)と野菜類を焼くのは、我が家の週末の定番料理の一つとなりました。
「ベルのたれ」レシピ:ラムとしめじの混ぜご飯
ラム肉とシメジのうま味、ニラの味わいがアクセントに♪
ラム肉は低カロリーで良質のたんぱく質、豊富な栄養素で注目されています。ラム肉に含まれる鉄分は、ビタミンCを多く含むニラやブロッコリー等とともに食べると、体内で吸収が高まります。
【材 料】(1~2人分)
・米 一合
・ラム肉 80g
・シメジ 1╱2パック
・ニラ 1╱4束
・成吉思汗たれ 大さじ2
【作り方】
1)米は洗い、30分ほど浸水させる。
2)ラム肉は小さめの一口大に切り、シメジは石づきを切り落とし、手でほぐす。
3)炊飯器の内釜に1と成吉思汗たれを入れ、一合の水加減をして、2をのせて、普通に炊く。
4)炊き上がれば、1cm長さに切ったニラを加えて混ぜ合わせる。