芸能
[コラム]K-POPタテ・ヨコ・ナナメ斬り

NCT Uの「90’s Love」を徹底解剖! 90年代の元ネタから楽曲・歌詞・ビジュアルをフル解説

2020/12/03 19:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 さて、次に歌詞の引用元を冒頭から一つずつ繙いていきましょう。イントロから全部で14つ解説します。

1:「Hey hey hey hey hey hey (hoo hoo)」 (0:17~)

聞けばわかるのであまり説明は必要ないと思いますが、イントロの「hey, ho, hey, ho, hey, ho」を引用していると思われます。

■Naughty by Nature – Hip Hop Hooray (92)

2:1990’s (how we do it)の「how we do it」 (0:28)

少しあとのほうに「This is how we do it」と出てくることからも、こちらを引用していると思われます。

■Montell Jordan – This Is How We Do It (95)

3:「자 누가누가 핫 하대?」(さぁ誰がホットだって?)の「ホット」 (0:34)

96年にSM Entertainmentからデビューした5人組男性アイドルグループ、H.O.T(エイチオーティー)です。衣装も引用が見られるため、追ってまとめて説明します。

4:Old school vive (that vibe)の「that vive」 (0:39)

ここは少しこじつけかもしれないですが、95年リリースのR.Kelly「She’s Got That Vibe」の「That Vibe」を引用してそうな気がします。

■R. Kelly, Public Announcement – She’s Got That Vibe (95)

5:「따라 부르는 kids on the block」(真似て歌う kids on the block)の「kids on the block」 (0:41)

 84年デビュー、94年に解散したアメリカの5人組男性グループ、New Kids On The Blockです。「Step by Step」はビルボードの全米シングルチャート第1位を獲得しました。

■New Kids On The Block – Step By Step (90)

6:「골목을 흔든 boombox」(路地を揺らす boombox)の「boombox」 (0:43)

gettyimagesより

 ラジオ付きのテープレコーダーは60年代頃生まれますが、70年代後半に高機能・多機能化しウーファーなどが付き大型化していきます。80年代に入りブレイクダンスやHiphopがはやり始めると大流行し、大型のポータブルラジカセのことをBoomboxやGhetto Blasterと言うようになります。

 これを肩に担いで大きな音を鳴らしながら歩いたり、ラップバトルやストリートダンスをする際のBGMを流すために使いましたが、騒音などの観点から公共の場所でBoomboxの利用が違法とされる地域もあったほどでした。90年代に入るとSonyのWalkmanが流行しBoomboxはあまり見ないようになりますが、Hiphop文化の一つの象徴ともされており、その後もMVやライブなどでHiphop感を表すアイテムとして使われ続けます。

 ちなみに私が所属していた大学のサークル、ソウルミュージック研究会・Galaxyにもいつからあるのかわからない、古くて大きいブーンボックスがあり、新入生歓迎会の時や、外でラップを練習する際に使っていました。

■Schoolly D – Livin’ In the Jungle (89)

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