温野菜・しゃぶ葉・和食さと、“3,000円以下”しゃぶしゃぶ食べ放題ランキング! 「豊富なメニュー」「コスパ最強」な店舗は?
――それでは、3,000円以下で楽しめる「温野菜」(2,980円/以下、税別)、「しゃぶ葉」(2,499円)、「和食さと」(2,790円)の食べ放題メニューを見て、解説をお願いします。まずは「温野菜」から。
川村 3店ともメニューが豊富で、大きな差はないというのが本音です(笑)。ただ、「だし」と「野菜・きのこ類」はお店によって個性が出ているので、今回はこの2つに絞って見ていきたいと思います。
温野菜のだしは、シンプルながらグルタミン酸の旨味が溶け込んだ「根昆布だし」がおすすめ。「豆乳だし」もコクとまろやかさを楽しみつつ、豆乳に含まれるビタミンやカルシウムなどを少量補えます。また、野菜はたくさん種類があるので、いろんなものを選んでほしいのですが、「トロ白菜」でビタミンCや旨味をプラスするのがよさそう。その他、緑黄色野菜の「甘い人参」や「ニラ」などもおすすめです。
温野菜のいいところは、きのこの種類が豊富な点。ネーミングも「肉厚椎茸」や「あわびエリンギ」など、食欲をそそられますよね。きのこには、ビタミンB群、食物繊維が含まれていますので、コリコリとした食感を楽しみつつ、栄養を補ってほしいです。
――続いて、「しゃぶ葉」はどうでしょうか?
川村 だしは「柚子塩だし」や「とんこつ風白湯だし」が、さっぱりしつつも飽きのこない味付けになっていますね。また、しゃぶ葉はつけだれにいろいろな薬味をトッピングできるのが魅力的。「おろし生姜」「きざみオクラ」「ねぎ」などをたっぷり加えれば、味にアクセントをつけることができます。
また、新鮮な野菜がたくさん食べられるところも、しゃぶ葉のおすすめポイント。特に「香味野菜」は、千切りにされたネギやニンジンなどがミックスされていて、一度にたくさんの野菜を食べることができます。火が通りやすく、スープに野菜の旨味が溶け出すので、お肉との相性もバツグン。香味野菜をお肉で巻いて食べるのが、理想的な形だと思います。「蓮根」や「筍」など、食物繊維を多く含む野菜を加えて、葉野菜とは違った食感を楽しむのもいいですね。
ちなみに私はしゃぶ葉に行くと、必ず「きくらげ」を食べます! きくらげは、きのこ類の中でも食物繊維を多く含み、不足しがちな栄養素であるビタミンDも摂れるんです。コリコリとした食感で歯ごたえもいいですし、よくかむことで食べ過ぎ防止にもなりますよ。