カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「ar」11月号

Kis-My-Ft2・北山宏光と熱愛の内田理央、「ar」インタビューに見る“オタサーの姫”マインド

2020/11/07 16:00
島本有紀子(ライター)

 続いて見ていく企画は、内田理央をモデルに迎えた「だーりおのひんやりニョロモン」。「ニョロモン」という新語の登場です。

 解説によれば「フェロモンの発展系。ニョ=女。相手のコンディションを察知したり、呼吸や五感、本能までをも読み取る力は女子しか持っていないもの。発するだけじゃない、受け入れることでさらに高まるフェロモンのこと」だそう。読んでもいまいち、ニョロモンへの理解が追い付きません。女子って他人の「呼吸や五感、本能までもを読み取る」ことができるものなのか……というのも、驚きでした。

 そんな「ひんやりニョロモン」のミューズが、「カワイイを主張しすぎないクールさ」を追っている内田とのこと。今年の夏にはKis-My-Ft2の北山宏光との熱愛をニュースサイト「文春オンライン」で報じられた内田ですが、「もし彼がとってもモテモテならどうしようかな策戦会議 議長・だーりお」と題した、挑発的なニョロモンファッション・アドバイスも展開。

 さらに、「文春」では、北山とはバーでの友人関係から交際に発展――と書かれていましたが、インタビューでは「男の子の友達、多いです」「みんなには『ワンピース』のチョッパー的な存在だと言われています。(中略)男の子の中のヒロインみたいになるのはイヤなんです。“仲間”がいい」とも話しています。「チョッパー的な存在」を好意的に受けとめているようですが、要はマスコット的な存在と言われているのでは……?

 チョッパー扱いを自ら明かす部分にも「オタサーの姫」的マインドを感じ、だーりおの持つ底知れぬ手強さが伝わります。

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