[ジャニーズ最新言行録]

TOKIO・松岡昌宏、テレビの“放送コード”に小言! 「表現の自由はちょっと狭められた」「作品として寛大にみてもらいたい」

2020/11/03 14:12
小沢由衣子(ライター)

 

昔のドラマをいま見てみる企画やってほしい!

 TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『TOKIO WALKER』(NACK5)。11月1日の放送では、松岡が過去に出演したドラマの思い出を語る場面があった。

 松岡は、リスナーからの「今までやったドラマ、舞台の中で『これは好きだった』という役を教えてください」という質問を受け、「いつも言うんですけどね……『これ』って絞ることはなかなか難しいんですよね。その作品その作品に思い出もあり……」と苦笑い。その上で、「ただなんか、パンと思いつくのはね、『ヤスコとケンジ』のケンジも面白かったな」と、2008年放送の連続ドラマ『ヤスコとケンジ』(日本テレビ系)を挙げ、「撮影も楽しかったな。広末涼子ちゃんとか、多部(未華子)ちゃん、山口紗弥加ちゃんとか、みんないっぱいいて」「大倉(忠義)も出てからね。関ジャニ(∞)の。チュウ」と共演者の名前を懐かしそうに羅列。「結構、飯とかもみんなで行ったし。バーベキューやったり」と和気藹々とした現場だったことを明かし、作中で松岡演じる沖ケンジの後輩役だった俳優・内山信二と渡部豪太とは、今でも誕生日になると皆で集まるなど、プライベートな付き合いを続けているという。

 続けて松岡は、役によって「これはここが大変だったな、ここは楽しかったなとかはある」としながら、03年放送の主演ドラマ『マンハッタンラブストーリー』(TBS系)について言及。無口な喫茶店のマスターを演じた松岡は、「セリフがほとんどなかったんですけど。先に声を録音して、その声に合わせてパントマイムで芝居をするっていうやり方をしてた」と撮影の裏側について語り、「セリフがなきゃないで大変なんだなって(笑)。パントマイムで全てを表現しなきゃいけない」と苦労を明かした。

 さらに、「一番残ってるというか、一番最初の初主演連続ドラマはやっぱり、どっか根っこになってる部分があるのかもしれない」として、「1997年1月11日にオンエアだったんですけど。つまり自分のハタチの誕生日からスタートするっていう、なんともできすぎた、ね?」と、サイコメトリー能力を持つ少年を演じた『サイコメトラーEIJI』(日本テレビ系)を紹介。「そういうところを通って『天国に一番近い男』(99、01年放送/TBS系)だったり、『夜王 〜YAOH〜』(05、06年放送/同)なり、『家政夫のミタゾノ』(16、18、19、20年放送/テレビ朝日系)だったり……。まあ時代劇もいっぱいやらせてもらいましたからね」と感慨深げに主演ドラマを振り返り、「その時その時の思い出と、その時にあった世の中の動きとか覚えてますよ。それこそ『サイコメトラーEIJI』が始まった時って、たまごっちやってましたもん。今から23年前か」と懐かしそうに語っていた。


 また、松岡は現在のドラマを取り巻く環境について「放送コードというものがあり、いろんなことが引っかかるようになり、表現の自由はちょっと狭められたかなって気はしますけどね」とも発言。テレビは多くの人が見るため、厳しい制限があることは仕方ないとした上で、「我々演者というか役者側からすると、もう少しそこは作品として寛大にみてもらいたいなって部分は多々あるんですが……」「そこだけ切り取られて、『こんなことはしてはいけないんじゃないでしょうか』ってなんとか委員とかに言われてしまったら、それはごもっともなんでね」と、素直な思いを吐露していた。

 最後に松岡は、「今作ってるドラマというものも、制作陣はいろんなことを考えながらやっているっていう現実があり。ちょっとこれは今(の時代、表現すること)はできないけど、どうやったらその代わりになることができるかなっていうことを試行錯誤しながら考えてるスタッフのみなさんが、いつもいろんなところにいらっしゃる。その方々のおかげで我々は支えられてます」とドラマ制作陣に感謝の言葉を送っていたのだった。

小沢由衣子(ライター)

小沢由衣子(ライター)

ギャル系雑誌出身の編集兼ライター。カルチャー、芸能などが守備範囲。日々の癒しは漫画とサウナと激辛ラーメン。

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最終更新:2020/11/03 14:12
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今はBPOがうるさいからね……