コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第527回】

嵐の「ラストライブ」と石原さとみの“セレブ夫”、女性週刊誌がこぞって報じる内容を比較

2020/10/20 21:00
神林広恵(ライター)

 もうひとつ、3誌がそろって取り上げたのが石原さとみ、というかクローズアップされているのは、お相手男性Aさんの“セレブ”ぶりだ。そのきっかけは「週刊文春」(文藝春秋)が石原の“一般人”お相手を、外資系金融機関のゴールドマン・サックスに勤めているスーパーエリートと報じたこと。その後も出るわ出るわのイケメン、スーパーセレブぶりが。

 「女性セブン」では大手電機メーカー元幹部の父親を持ち、父親の仕事の関係で海外生活が長かったこと。ドイツのインナーナショナルスクールから東大に進学、ゴールドマンからの収入4,000万円の加え、不動産投資など自分の会社も複数持ち、合計年収5,000万円! さらに以前、ファッション誌に登場し、海パン一枚だけの写真も掲載、小泉進次郎似のイケメンだと報じている。

 そして「女性自身」でも、数々の副業もこなすスーパービジネスマンぶりを紹介、またその人柄も申し分ないことを伝えている。さらにAさんが求める夫婦像も、「結婚後も共働きが理想」だということも。人柄もよく、仕事でも優秀で、石原の仕事を尊重するというAさん。しかし「自身」ではAさんが海外ビジネスを始めることを視野に入れており、そのため海外別居婚もあり得ることを示唆している。

 さらに「週刊女性」。Aさんのハイスペックぶりを紹介するのは他2誌と同様だが、気になる記述も。というのも、石原とAさんは“友人夫妻の紹介”で出会ったと公式に発表されたが、「週女」ではこんなコメントが――。

「石原さんは、結婚直前とも言われたIT社長の前田裕二さんと昨年に破局した後から婚活していて、“スペック”の高い独身男性たちとたびたび合コンしていたんです。その中で、Aさんと知り合ったそうです」

 「週女」から飛び出した“合コンで知り合った”説、その真偽は!?

 竹内結子の自殺に関し、警察の対応が異例だったことを「女性セブン」が報じている。所轄の渋谷署だけでなく警視庁本庁の刑事部長自らが渋谷署に駆けつけ、徹底的な情報統制が敷かれ、素早く自殺だと断定されたというのだ。確かに異例だ。解剖も行われなかったらしい。にもかかわらず自殺に関しては疑問を呈す記事ではない。そして、これまで明らかにされていなかった“自殺の方法”を匂わせている。妙な記事。

神林広恵(ライター)

伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に"『日本を脅かす! 原発の深い闇』『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。

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最終更新:2020/10/20 21:00
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