竹内結子さん追悼特集で、芸能人の環境変化と芸能界の問題を指摘する「女性セブン」
そんな竹内の自殺関連だが、「女性自身」では唯一、“身内”への直撃に成功している。直撃の相手は竹内の夫・中村大樹の実父Aさん(奈良県在住)、竹内にとっては義父だ。Aさんのコメントから竹内と中村の家族の仲むつまじさが滲み出ているが、さらにいくつもの驚きの事実が。
まず竹内は以前から何度もこの実家に遊びにきていて、コロナ禍では頻繁に電話をよこしていた。また亡くなる前日にも1月に生まれた赤ちゃんを抱っこしてテレビ電話をして、竹内から「コロナがおさまったら、また家族みんなで、そちらに帰りますね」と言われたというのだ。
やはり自殺は不条理だ。特に亡くなった親しい人にとって。こんな状態で翌日、竹内が自殺するなんてAさんも想像できなかっただろう(とはいえ、「週刊女性」では、仲良しのイモトのインスタに必ず“いいね”を押していたが、竹内が亡くなる前の1週間、それが途絶えたとの“異変”も報じられている)。そんなAさんは、家族の今後のことについて息子の中林がこう吐露したことも明かしている。
「2人の子供たちを結子の分も育てていきたい。でも彼らを守るためには一生懸命頑張らないといけない。僕が子供たちを育て上げることが、結子がいちばん喜ぶことなんだ」
実子ではない長男も――。本当に実現してほしい。
これまでにも数々の女性蔑視発言を繰り返してきた自民党の杉田水脈衆院議員。9月25日に行われた自民党の合同会議で性暴力被害者の相談事業を巡り「女性はいくらでも嘘をつけますから」などと発言したことが大きな問題となっているが、これに関して「女性自身」が取り上げている。
杉田議員の発言はまさに女性を蔑視し、性被害者を貶めるセカンドレイプだが、「自身」記事もことの経緯を説明し、また過去繰り返された“夫婦別姓ヤジ”や「LGBTに生産性がない」発言などについて遡って分析している。
その中で興味深かったのが、政治評論家の有馬晴海氏と政治家のブランディング戦略家・鈴鹿久美子氏のコメントだ。
「失言を繰り返しても、自民党内でこういう発言をする人は『女性なのに本当にそう思うのか』と重宝されてしまう。彼女の党内評価は決して悪くないです」(有馬氏)
じいちゃん議員の“本音”を杉田議員が代弁して、評価されているということか。実際、自民党はこれまでもまともな処分や調査をせず杉田議員を放置してきた。これは自民党の問題でもあるという有馬氏の指摘に納得。
次は鈴鹿氏。杉田氏は発言とは真逆のかわいらしい服装であるとして、こんな指摘を。
「杉田さんは圧倒的多数の男性議員に気に入られたい一心なのだと思います。“女性を否定”しながら、“女性を売りにしていかないといけない”と思い込んでいるのかもしれませんね」
男性社会の歪みを“差別”によって体現する杉田議員。だがこの問題を「女性自身」が取り上げたことに意義がある。今のところ他2誌はこの問題を取り上げていないが、女性週刊誌なのだから、今後もこの問題を注視し掘り下げてほしい。