[コラム]K-POPタテ・ヨコ・ナナメ斬り

TikTokで世界的ブーム再燃!? ネット時代の音楽ジャンル「Jersey club」――K-Pop・EXOの“キシキシ”音に注目

2020/10/03 19:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

2013年、世界中で同時に流行

 13年3月頃、さまざまなトラックメイカーがR&BのJersey club Remixを音楽ファイル共有サービス「SoundCloud」に同時多発的にアップし、ニュージャージーのDJたちもそれに便乗する形でたくさん楽曲をリリースし、世界的に流行するきっかけとなります。

 私も13年に東京のクラブシーンでJersey clubを聞いており、自分のiTunesには11月にHoodboiの音源を取り込んでいる履歴があります。やはりインターネットを介して広がるブームには世界中で時差がなく、ほぼ同じタイミングで日本のクラブシーンにも流行が来ていることがわかります。当時サンプリングされる元の楽曲は自分が10代の時に聞いていたR&B楽曲が多く、ボーカルには懐かしさがありつつもフォーマットとしては新しいという新鮮さに魅了されました。ボーカルがチョップされていて少しもどかしい感じもありますが慣れるとやみつきになり、はやり廃りの多いクラブシーンですがJersey clubは今でも大好きです。

 当時はダンスミュージックを探すならばSoundcloud、という感じでSoundcloudでの音源公開が一般的でしたが現在は消えてしまっている曲も多く、Youtubeに転載されて残っているものもあります。

■Trippy Turtle – Get Up On It (2013/3)
Keith Sweat feat. Kut Klose – Get Up On ItのRemix

■Trippy Turtle – Senorita (2013/4)
Justin Timberlake – SenoritaのRemix


■Ciara – Body Party (DJ Sliink & Nadus Remix) (2013/6)

■Janet Jackson – I Get Lonely (DJ Hoodboi Remix) (2013/11)

■Blu-Ra¥’s K¥SS0F1if3 (Reprise) (2013/11)
ORIGINAL LOVE – 接吻のRemix

■Automatic YYIOY βootleg (Free DL) (2013/11)
宇多田ヒカル – AutomaticのRemix、YYIOYはマドリード在住の日本人トラックメイカーです。


【輸入盤】デビュー・シングル:ダララ