サイゾーウーマンカルチャーインタビュー情報商材業を引退した元ネオヒルズ族 カルチャー [再掲]インタビュー 『ザ・ノンフィクション』上京ホームレス青年に疑われる「情報商材ビジネス」――大金を稼いだ元ネオヒルズ族の中には「後悔」する者も? 2020/09/20 13:30 サイゾーウーマン編集部 インタビュー そして、職業・インフルエンサーに インフルエンサーたちをマッチングするシェアリングエコノミー「パトロン/Patron」 ――久積さんは、日本の元祖インフルエンサーと名乗られていますが、具体的にはどのような人のことを指すのでしょうか? 久積 インフルエンサーというのは、YouTuberやブロガー、インスタグラマーなどのSNS上で強い発言力を持つ人々のことです。私自身も13年から企業情報などを発信していくインフルエンサー(ジャンル:ビジネス)として活動していますが、SNSが発達していくにつれて益々活躍の場が増えています。 私はAmeba、FacebookやTwitterのようなウェブサービスを見て、自分もこういったサービスを作り上げてみたいと思っていました。そこでまずインフルエンサーとして活動を始め、いまでは1,000名ほどのインフルエンサーさんたちと一緒に仕事をするようになっています。最近ではマーケティングを依頼したい企業や個人と、インフルエンサーたちをマッチングするシェアリングエコノミー「パトロン/Patron」を立ち上げるところなのですが、予想以上の反響があり、驚いているぐらいです。 ――ネオヒルズ族としての活動経験は生きていますか? 久積 はい、私がソーシャルメディアを使って、さまざまな活動を行ってきたことには一貫性があります。それは、「SNS発の〇〇」といった、久積篤史個人としてインフルエンサーという名称や存在を広めるための活動です。 私には「SNSを活用したビジネスを行う若手起業家」「ソーシャルメディアを使ってCD1万枚を売ると豪語したSNS発のメジャーデビュー歌手」「SNS発 EDMユニット“MicroCeleb”のDJ兼プロデューサー」という肩書があります。Facebookを用い、台湾・台北の会場へ現地人(台湾人)のみを送客し、久積篤史来台講演も行いました。 ホリエモンは今の若い子にまったく響いていない ――17年2月にアメリカに会社登記されていますが、なぜアメリカなのですか? 久積 アメリカのデラウェア州に会社を設立したのは、そこを足掛かりとしてシリコンバレーに進出したいと本気で考えているからです。まだ準備中なので具体的にはお伝えできないのですが、成功すれば18年には進出します。 ――日本のヒルズから世界のシリコンバレーに進出すると。まさに成り上がり、ですね。 久積 私自身が掲げている、一番の大きな野望は、同年代であるFacebookのCEO・マーク・ザッカーバーグに、僕が作ったウェブサービスを買収してもらうこと。インスタグラムもたった8人で立ち上げたサービスが、800億円で買収されました。インターネットという、人が集まる世界に投じられるお金は無限大。私たちは次なるインスタグラムやSnapchat、Uber、Airbnbを目指さなければならないんです。 やれ、メルカリがシリコンバレーにまで進出したとか、LINEの元社長がインフルエンサー関連の次世代メディアを創ったとか、ホリエモン(堀江貴文)さんや藤田(晋)社長がまた新しいことを始めた……など、よく耳にしますが、ハッキリ言って、彼らはもうおじさん世代。僕からしたらヒーローみたいな経営者であったとしても、今の20代の若い子たちにはまったく響いていませんよ。18年は、シリコンバレー進出です。見ててください。 私たちで、世界を圧倒してみせますから。 次のページ ネオヒルズ族の中にも本物の起業家がいるぞ! 前のページ1234次のページ Yahoo 秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ/与沢翼 関連記事 『ザ・ノンフィクション』言動の全てが“演技”がかった男「東京でビッグになりたい ~所持金10万円の上京ホームレス~」『ザ・ノンフィクション』コロナ禍、歌舞伎町で働き暮らす人たちの今「歌舞伎町 便利屋物語 ~人生を変えた この街で~」『ザ・ノンフィクション』“家族結束”を説き、子どもの生き方を奪う父親「お父さんと13人の子ども 前編~7男6女 闘う大家族~」『ザ・ノンフィクション』人が消えたナイトクラブの苦悩「銀座の夜は いま・・・菜々江ママの天国と地獄」『ザ・ノンフィクション』人が集まることの意味と力「映画館に暮らす一家の物語 ~廃墟に移住した切替家の6年~」