小向美奈子がムショでいじめられなかったワケ! 元女囚が明かす「獄中でつらかったアレ」
瑠美の場合は、面会もめっちゃ楽しみというほどでもなく、「来てくれたらうれしいかな」程度で、お菓子問題のほうが切実でした。小向さんは、「こんなところにまで親が来てくれたことが申し訳ない気持ちでつらい」のと、「帰っちゃう時がまたつらい」のダブルやったそうですが、そこまではぜんぜんなかったです。
そんなことより、便秘がつらかったですよ。虫歯と便秘とどっちがつらいか聞かれたら、便秘と即答します。おなかがパンパンで、夜も眠れないようなこともあります。
ちょっと驚いたのは、小向さんが務めていた栃木刑務所は、洗濯は手洗いやったことです。小向さんはそれもつらかったそうで、シーツも手で洗って干すから、梅雨時は大変やったと。日本最大の女子刑務所に洗濯工場がないなんて、びっくりです。私が務めた施設は、どこも洗濯工場があって、懲役(受刑者)が配属されましたよ。ムショにも、いろいろあるんですね。
あと、小向さんは芸能人やからか、「イジメ」がランク入りしてませんでしたね。ムショでは、小向さんのようなガチの芸能人のほか、大事件を起こしてテレビとかで有名になった人などを「芸能人」と呼んで、ほぼ独居にしています。イジメとかを避けるためですが、別に守るためではなく、(刑務所側が)単に事なかれ主義やから。事故や事件を起こしたら、所長の出世に響くんですよ。自殺なんて、もってのほかです。小向さんが、陰惨なムショのイジメを経験しないで済んだのは、うらやましいス(笑)。
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