サイゾーウーマンカルチャーインタビュー姉妹間の容姿コンプはなぜ強烈? カルチャー [再掲]インタビュー 堀北真希の妹・NANAMI、「ブスだったわー」と言われた過去告白――姉妹間の“容姿コンプレックス”はなぜ強烈? 2020/08/28 11:20 サイゾーウーマン編集部 インタビュー 醜形恐怖には「両親との愛情関係」の影響も ――一方で“容姿”コンプレックスとは何かについても、詳しくお聞きしたいのですが。 茅野 若い女性にとって、“美しさ”は絶対的な価値観と考えられがちで、美しくなるために多くの時間と労力、お金を費やす方がいます。決して醜くないのにもかかわらず、人と比べ自分がブスだと思い込んでしまう……それが容姿コンプレックスです。ひどくなると「醜形恐怖」と言われ、自分の容姿容貌が醜いのではないかと恐れ続ける心の病気につながるケースもあります。 ――病的なまでに容姿コンプレックスを感じてしまう精神状態=「醜形恐怖」ということでしょうか? 茅野 彼女たちに共通する精神状態として、“ボディイメージの障害”があります。彼女たちは、“否定的な自己像”を抱いており、常に「自分はブスなのではないか」「太っているのではないか」「周りから受け入れられないのではないか」などと恐れ、悩んでいます。そして、周囲の視線を過剰に気にして“対人恐怖”となってしまい、自分の顔・形を変えることに執心するようになります。 ――例えば、整形を繰り返してしまうとか。 茅野 はい。しかし、整形手術を契機に生まれ変わったように人生が明るくなる方もいらっしゃるようです。私の大学時代からの友人に、湘南美容外科の相川佳之先生がいますが、彼いわく「心療内科医や精神科医と同じように、僕らは美容整形外科手術を通して患者さんの『心』も治療している」とのことで、整形によって気持ちが満たされ、容姿コンプレックスが改善されるなら、それも1つの手だと思います。 ―― 一方で、他者から見て明らかに不自然なほど整形を繰り返し、にもかかわらず「もっと手術をしてほしい」と執着してしまう人もいますよね。 茅野 キレイになっているのにもかかわらず、自分を客観視できなくなってしまうということですね。「自分はブスなのではないか」という思い込みから逃れられなくなってしまう。醜形恐怖とは、さまざまな要因が重なってなることもあるので一概には言えませんが、幼少期からの両親との愛情関係が影響するとも言われています。 (後編につづく) 前のページ12 サイゾーウーマン編集部 芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト X:@CyzowomanC Instagram:@cyzowoman オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン] 最終更新:2020/08/28 11:20 楽天 ミス・パイロット Blu-ray BOX【Blu-ray】 姉妹問題は一筋縄じゃいかないのよ! 関連記事 「ブスだから自信がない」という自由もある――山崎ナオコーラ氏が語る、容姿と自信の関係性女性は「容姿を問われて当然」なのか――望月衣塑子氏が語る、ジェンダーの後進性が生む“損失”「私はブスなのではないか」容姿コンプレックスに苦しむ大人が増加、“終わらない思春期”問題7億円詐欺で捕まった山辺節子の容姿に注がれる、お茶の間の視線と戸惑い山崎ケイ、「ちょうどいいブス」炎上から学ばず? 番組のセクハラを「かわす」ことの怖さ 次の記事 田中みな実、事務所移籍で大逆風 >