サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフ元ポン中が教えるクスリによる幻聴 コラム 知られざる女子刑務所ライフ98 ラリって目玉をくり抜いたり、ビルから落ちたり……元ポン中が教えるクスリによる幻聴 2020/08/23 16:00 中野瑠美改め瑠壬(作家) 知られざる女子刑務所ライフ ビルから落ちて亡くなった人も あと、「声」ではないですが、私も経験あります。大昔ですが、エッチしてる時に当時のカレが突然、「ベランダに俺の元カノがいてる……」と言いだしました。 「えーと、ここ11階やけど?」 そう言うといきなりゲキコーして、「オレが間違うとるとでも言うんか!」と、めっちゃしばかれました。当たり前やけど、ソッコー別れましたね。 思えば覚醒剤は「頭の中の声」が聞こえたり、いるはずのない人が見えたりするんですが、シンナーとか危険ドラッグは「空を飛べる気がする」みたいです。知り合いは何人かビルから落ちて亡くなってます。 ちなみに瑠美は若い頃にシンナーでラリった時に、なぜか「糸を巻く」動作をずっとしていたことがありました。 「瑠美ちゃん、昨日ずっと糸を巻いてた(=巻く動作をしてた)よ……」 友だちにこう言われても、もちろん私はまったく記憶にありません。飛び降りなくてよかったですけどね。ホンマにクスリは変な症状が出ますね。ラリった時に、一晩中しゃべり続ける人もいてますが、これはいろんなクスリで出る感じです。 そういえば8月11日には名古屋市のバスの運転手さんが覚醒剤使用でパクられ(逮捕され)ましたが、大勢が乗ってるバスで「殺せ」ってなったら大惨事ですよね。 クスリをやってええことはひとつもないですが、他人様を傷つけたり死なせたりするのは絶対にダメです。そもそもクスリがアカンですね。 <疑問大募集> この連載「知られざる女子刑務所ライフ」が100回を迎えます。そこで、読者の皆さんから中野さんへの質問を大募集することにしました。中野さんへ聞きたいこと何でもお寄せください。いただいた中から記事で回答させていただきます。下記フォームよりお送りください。締め切りは9月14日(月)です。 質問はこちら 前のページ12 中野瑠美改め瑠壬(作家) 1972年大阪・堺市生まれ。覚せい剤取締法違反で4回逮捕され、合計12年の懲役を経験。出所後は、刑事収容施設への差し入れ代行業や収容者と家族の相談窓口などを行う。現在は堺市内で「Night Space祭」を経営。著書『女子刑務所ライフ』(イースト・プレス)がある。 記事一覧 Instagram:@rumichibi1209 瑠壬公式YouTube 最終更新:2020/08/23 16:00 楽天 Yahoo 女子刑務所ライフ! いいことないのにやってしまうのがクスリの怖さ 関連記事 覚醒剤逮捕歴4回の女が語る、クスリの“本当の怖さ”! 『テラハ』出演者、警察官、国税職員も大麻所持! 元女囚が選ぶ「ムショメシ」ランキングベスト3! 小向美奈子と共通の「おいしかったもの」とは?元女囚が考える、マッキー&マーシー覚醒剤裁判――薬物依存はムショに行っても治らない「清原和博の辛抱は、あと3年」、『薬物依存症』を読んだ元ポン中が言うワケ元女囚が考えるセレブと覚醒剤――クスリはそもそも「お金持ちの遊び」、何度逮捕されても揉み消せる? 次の記事 夏休み、ママ友との価値観に戸惑い >