『モーニングショー』高視聴率に焦り? 『スッキリ』、吉本批判で“加藤の乱”第2弾を画策も……「あえなく不発」の肩透かし
8月17日放送の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)で、MCを務める極楽とんぼ・加藤浩次が、吉本興業の“新型コロナウイルス感染症対策”に疑問を呈した。加藤といえば、昨年報じられた雨上がり決死隊・宮迫博之らによる“闇営業”問題の際、自身も所属する吉本の対応に噛みつく“狂犬ぶり”を見せて注目を集めていた。今回の吉本批判は、「その第2弾を狙ったようだが、結果として“不発”の印象」(テレビプロデューサー)と言われている。
「加藤は『スッキリ』で、相方・山本圭壱が新型コロナウイルスに感染したことに言及。山本は8日、ココリコ・遠藤章造や品川庄司・庄司智春、じゃぴょん桑折とYouTubeで生配信を行い、13日にコロナ感染が判明。14日には庄司、15日には遠藤と桑折の感染も明らかになっています」(芸能ライター)
この件について、加藤は山本らがマスクをせず、仕切りもない現場で、お互いの距離が近い状態にて配信をしていたことに苦言を述べつつ、吉本が当該動画を削除したことにも「ダメだと思う」と、コメント。
「加藤は、『映像を見て、“この場合はクラスターになるんだということ”を世の中にしっかり伝えるためにも、吉本興業はYouTubeの動画は削除しちゃいけなかった』などと主張しており、その真意としては、芸人たちはもちろん、吉本の新型コロナ対策の在り方と今回の対応を批判していたとみられます」(前出・プロデューサー)
加藤は闇営業騒動の際、同番組で吉本側の対応を痛烈に批判し、取締役ほか経営側の刷新を求め、同社の「経営陣が変わらないなら僕は会社を辞める」とまで発言。この“加藤の乱”を経て、昨年10月には吉本と「専属エージェント契約」を交わし、所属事務所を個人事務所「有限会社加藤タクシー」に移しているため、さらに強気な発言ができるようになった……と思いきや、実際はそうでもないようだ。
「日テレ関係者によると今回の吉本批判は、加藤も不安がりつつ、とりあえず“吠えてみた”というのが正しいところだとか。怖気づくなら吠えるなよ、と思いますが、実は昨年の“加藤の乱”では、『スッキリ』の視聴率が爆上がりし、連日2ケタに届くほどで、ネットニュースメディアにも『今日は加藤が何を語るのか』と注目を浴びていました。しかし、最近は8%台止まりで、ほぼ連日10%を超えているライバル番組『モーニングショー』(テレビ朝日系)に敵わない状態とあって、加藤は『スッキリ』のためにも再び注目を集めようとしたようです。結局、視聴率にこれといった変動はなく、あえなく“不発”でしたが……」(同)
肩透かしに終わった加藤だが、今月8、9日には宮迫のYouTubeに出演するなど、“吉本に物怖じしないキャラ”を構築中。次こそは、前回にも劣らない“加藤の乱”を起こせるだろうか。