元女囚が選ぶ「ムショメシ」ランキングベスト3! 小向美奈子と共通の「おいしかったもの」とは?
覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。
マッキーはラブラブなら更生も大丈夫では?
7月21日は、マッキーこと槇原敬之さんの覚醒剤取締法違反(所持)の公判でしたね。傍聴券の倍率は17.6倍だったそうで、相変わらずの人気です。がんばってほしいなと思っていたら、今はクスリに興味がない理由が「ラブラブだから」と法廷で話したそうで、これには驚きました。
「つらいこともパートナーの彼と分かち合えている。薬物を使わなくても十分幸せを感じている」そうで、中日新聞は「ラブラブ宣言」と書いてました。法廷でこんなこと言うなんて、さすがとしか言えませんが、ええ話ちゃいます? ちょっとうるっときてしまいました。このパートナーさんといるうちは、マッキーは大丈夫と思います。ホンマによかったですね。むしろラブラブでうらやましいです。これからも活躍してくださいね。
小向美奈子は「和食」好き
シャブといえば、懲役経験のある小向美奈子さんが「ムショでおいしかったもの」を公式ユーチューブで語って話題になっていました。
小向さんは日本最大の女子刑務所である栃木刑務所で務めたそうですが、「メシがうまかった」と楽しそうにランキングを語っています。前にも書かせてもろてますが、ムショの楽しみは、なんといっても食べること。面会よりも手紙よりも、ぜんぜんうれしいです。特に、お菓子や缶コーヒーには胸が躍ります。
動画によると、小向さん的に一番おいしかったのは、なんと「白和え」やそうです。瑠美も嫌いじゃないけどシブいすね。ふだんもスーパーのお総菜コーナーでつい買うそうです。ひじきやかぼちゃサラダも好きとかで、意外に和風な人ですね。
ムショはお正月も楽しみで、年越しそばはカップ麺やったとか。どこの刑務所も同じなんやなと、しみじみしました。あとランキングには入っていませんでしたが、「カレーもおいしかった。みんな大好きだった」と懐かしそう。瑠美もカレーは好きでした。
2位は、「コロッケ」。この時はいつもプリンがデザートについてたそうで、懲役仲間の外国人から「コロッケとプリンを同時に食べるとドーナッツになる」言われて試したら「ドーナッツになった」そうです。これ、とってもわかります。瑠美たちも、コロッケの衣をはずして中にあんこを入れて「揚げパン」風にしたり、さらにマーガリンを塗って食べてました。コロッケの衣には、蜂蜜をつけてもおいしいし、プリンをパンに挟んだりもしていました。今思うと「ナニやってんだか」ちゅう話ですが。
そして、第3位は「コッペパン」。シャバでは嫌いだったあんこが、おいしかったそうです。これもホンマにそうです。瑠美もシャバでは甘いものはほとんど食べなかったのに、めっちゃおいしいんです。