サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフ小向美奈子の「ムショメシ」ベスト3! コラム 知られざる女子刑務所ライフ96 元女囚が選ぶ「ムショメシ」ランキングベスト3! 小向美奈子と共通の「おいしかったもの」とは? 2020/07/26 16:00 中野瑠美改め瑠壬(作家) 知られざる女子刑務所ライフ 瑠美的ランキングは……? 盛り上がってきたところで、瑠美的ランキング発表です。ジャジャーン。まずは、3位から。ぜんざい。あんこは不動の人気ですね。たまに出るコーヒーについているストローでぜんざいの汁気を吸って「あんこ」だけにして、ご飯を入れて「あんころ餅や」とかいって食べてました。あんこは、いろいろ遊べましたね。 2位はカレー。小向さんとかなりかぶってますね。みんなも喜ぶから、ムショの雰囲気がよくなるのも一緒です。 そして1位はコッペパンです。和歌山刑務所のコッペパンは、なんか空気が多い感じで(笑)、中はスカスカでしたが、そのパサパサがかえってよかったですね。パン食は月に数回しかなくて、ジャムやあんこがついてきたので、待ち遠しかったです。 瑠美もシャバでは甘いものはほとんど食べなかったのですが、獄中(なか)ではストレスのせいか、甘いものがおいしく感じました。皆さんもムショで暮らしてみたら、この気持ちをわかっていただけると思います。とにかく不自由な生活の中で、みんなで味気ない食事をおいしくするアイデアを出し合うのは楽しかったです。そういえば練り歯磨きをなめてからお茶を飲んで「ミントティー」にするとかもありました。 ちなみに、嫌いになったのはお麩です。なぜか毎日必ず何かに混入していて、来世の分まで食べ尽くしたので、二度と食べたくないです。 前のページ12 中野瑠美改め瑠壬(作家) 1972年大阪・堺市生まれ。覚せい剤取締法違反で4回逮捕され、合計12年の懲役を経験。出所後は、刑事収容施設への差し入れ代行業や収容者と家族の相談窓口などを行う。現在は堺市内で「Night Space祭」を経営。著書『女子刑務所ライフ』(イースト・プレス)がある。 記事一覧 Instagram:@rumichibi1209 瑠壬公式YouTube 最終更新:2020/07/26 16:00 楽天 Yahoo セブンネット 女子刑務所ライフ! メシの話は世界共通か 関連記事 元女囚が考える、マッキー&マーシー覚醒剤裁判――薬物依存はムショに行っても治らない「清原和博の辛抱は、あと3年」、『薬物依存症』を読んだ元ポン中が言うワケ元女囚が考えるセレブと覚醒剤――クスリはそもそも「お金持ちの遊び」、何度逮捕されても揉み消せる?自称・天才編集者の「絶対変なことしない」に大笑い! 元女囚のラウンジママが語る「枕営業」人気ラッパーが大麻所持で逮捕! 元女囚が語る、そもそも大麻は“罪悪感”が薄いワケ 次の記事 ネットワークビジネスの仲間を断ち切れない母 >