モスバーガー「朝モス」、モーニングメニューベスト3! 第1位は325円で「いいとこ取り」できるコレ!
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
モスバーガー「朝モス」は全メニュー優秀! “ベスト3”を選ぶなら……?
野菜をたっぷり使ったメニューが人気のモスバーガー。健康に気を使いながらハンバーガーを食べたい人にとって、重宝するファストフード店ですよね。今回は、そんなモスバーガーの朝限定メニュー「朝モス」から、朝食で摂りたい栄養素をたっぷり摂れる商品を、管理栄養士の川村先生にランキング形式で発表してもらいます!
――まず、朝食で摂るといい栄養素には、どんなものがありますか?
川村郁子先生(以下、川村) 基本的には、朝食もほかの食事と同じくバランスよく食べることが大事ですが、特に摂りたいのは、エネルギー源となる炭水化物やタンパク質、お通じのために必要な食物繊維、代謝に関与するビタミンB群などですね。不足しがちなカルシウムや鉄などのミネラル類なども意識して摂れるとなおよいです。
――「朝モス」の中で気になるのが“ソイパティ”なのですが、これは一体なんでしょうか?
川村 モスバーガー公式サイトの説明によると、お肉を使わず「大豆由来の植物性たんぱく質」で作られたパティのようです。お肉を使用した一般的なパティとの違いは、食物繊維が含まれていること。また、脂質もやや少なくなっているのではないでしょうか。お肉をソイ(大豆)に替えることで、生活習慣病の原因となる飽和脂肪酸も抑えられますから、脂身の多いお肉が好きでよく食べる方は、時々ソイパティを選んで調整するといいでしょう。
しかし、ソイパティはお肉のパティと比較するとタンパク質がやや少なく、ビタミンB1、B2などのビタミンB群も若干減ってしまいます。お肉のパティには動物性食品のいい点、ソイパティには植物性食品のいい点がありますから、バランスよく食べてほしいですね。
――では、「朝モス」メニュー6品(トースト、ストロベリージャム除く)の中から選ぶベスト3を教えてください!
川村 「朝モス」は全体的に野菜をしっかり取り入れているメニューが多く、栄養価的にはどれも優秀。大きく差があるわけではないのですが、総合的に順位をつけると、第1位は「ソイモーニング野菜チーズバーガー」(325円/税別)です。このメニューを一言でまとめると、ソイに含まれる栄養素と、チーズに含まれる栄養素の“いいとこ取り”ができます。
同商品は363kcalで、お肉のパティが使用されている「モーニング野菜チーズバーガー(384kcal)」と比べると、20kcalほど低いです。ソイパティにすることで脂質が抑えられ、かつ、食物繊維やカルシウム、ビタミンEなどの微量栄養素も補えるのがうれしいポイント。また、ソイパティで不足しがちなビタミンB1、B2をチーズで補えるのも高評価の理由ですね。
単純に栄養面だけで見ると、実はお肉パティの「モーニング野菜チーズバーガー」が最も栄養価が高いといえます。しかし、お肉とチーズで脂質が多くなってしまうこと、ソイパティは微量栄養素が補える点から、総合的に見ると「ソイモーニング野菜チーズバーガー」に軍配が上がりました。
――第2位、第3位はどのメニューでしょうか?
川村 第2位は「朝のスタートプレート<卵とベーコン&ミートソース>」です。管理栄養士さんが監修したメニューというだけあって349kcalと控えめで、三大栄養素のバランスもいいですね。トーストに卵やミートソース、サラダがついているので、食物繊維やビタミンA、ビタミンB群なども補えます。
また、このメニューは鉄が「朝モス」メニューの中で最も高いので、女性に不足しがちな栄養素を朝から補えるという点が高評価。非常に優秀なメニューなのですが、食物繊維やカルシウムをより多く摂れる「ソイモーニング野菜チーズバーガー」には一歩及ばず……となりました。