【連載】“買い物狂い” の散財日記 第31回

メルカリの「発送方法」を見落として大失敗!? 商品の「梱包」で損をしないためのコツ

2020/07/15 21:00
千葉N子(ライター)
【星作業中】買い物コラム31回の画像1
(C)千葉N子

――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。

 去年の夏、“おしゃれ元年”を迎えた千葉N子は、オシャレに関するさまざまなハウツー本を買い、約100万円かけて服を買いあさりました。派手な服、ベーシックな服、トリッキーな服、メンズもの、スタイリストの私物と同じモデル……。その結果、私はひとつの結論に至りました。

「ジャケット着てればなんかちゃんとして見える!」

 数々のファッションをしてみたものの、「今日はおしゃれだね~」と母に言われたのは、唯一ジャケットを着ていたときだけ。しかも、8,000円のZARAのジャケットと5,000円のTシャツ、下はいつものジーンズのときだったのです。

「昨日あたいは6万円のスカートを履いていたんだけど!?」と最初のうちは母の見る目のなさに失望しましたが、ほかの友達にも同様のことを言われて、私はある結論に至りました。


 オシャレは金額ではなく、組み合わせ。なにより大切なのは、シルエット。サイズがきちっと合っていればかっこよく見える、と。

 オシャレになりたければ、あれこれと違うテイストに挑戦する必要はない。「自分のスタイルはこの恰好」と決めたら、その恰好をしていればよいのだ! そうよ、自分のスタイルこそジャケットなり!

 そうと決まったら、オシャレなジャケットを買い揃えたい。

 私は早速フリマアプリを開きました。なんと言っても、いいものが安く買えるからね! とはいえ、フリマアプリに登録されているジャケットは膨大。いいものを見つけるためには検索ワードを絞り込む必要があります。私はすぐにある検索ワードを打ち込みました。

「イエナ ジャケット」


 イエナは仙台のエスパルに入っているブランドで、とにかく店内がおしゃれです。イエナといえば、「ヌケ感」。ビッグシルエットのシャツを襟抜きしてさらっと着こなす店員さんがまぶしくて、何度店員さんを真似して服を買ったことか。シンプルで洗練された洋服といえばイエナで買えば間違いないのです。イエナは価格帯が2万円前後なので、結構お高め。そのため、フリマアプリでめちゃくちゃウケがよく、売れやすい傾向にあります。「イエナ ジャケット」で検索すると、期待通りにさまざまなジャケットが出てきました。

 お。これすごくよさそう!「2019年に購入して2~3回使用のジャケット」! 定価3万4,560円が1万5,000円になってる! 写真もきれいだし、買っちゃおう!

 フリマアプリではものを売るとポイントが入るので、このポイントで大胆な買い物ができてしまいます。ポイント1万3,000円を使ったので、実質(?)支払う額は2,000円! これは良い買い物をしたぞ~とほっくほっくでその日は眠りました。

 ところが……。

 数日後、家に届いたジャケットを見て、愕然……。そのジャケットは、なんともババくさい色味だったのです。

 中にロゴTシャツを合わせ、袖をまくって着てみたのですが、にじみ出る「おばあちゃんのジャケット」感……。イエナなのになぜ~~!!

 母がジャケットを欲しがっていたのを思い出し、「3万5,000円のジャケットを5,000円で買う気はないかね?」と持ち掛けたものの、母にまで「なにそのババくさいジャケット! ばあちゃんにでもあげなさい!」と言われる始末。65の母にとってもババくさいのか……ガーン。

 結局、そのババアジャケットはおばあちゃんにあげることにし、またもやジャケット探しが始まりました。

 今度こそ失敗は許されない……そうだ! 家にあるお気に入りのZARAのジャケットの色違いを買うのはどうかしら!?

 そのZARAのジャケットはサイズ感がぴったりでお気に入りの一枚。肩パッドが入っているのですが、絶妙にかっちりしていてシルエットがきれいであるうえに、袖がロールアップされていてこなれ感のあるジャケットなのです。

 私が店舗で見たときは白と黒しかなかったけれど、海外ファッション通販サイト「BUYMA」で見たときにはベージュもありました。狙うはこのベージュなり!!

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