サイゾーウーマンコラム13万円のPSVRに思わぬ“副作用” コラム 【連載】“買い物狂い” の散財日記 第28回 メルカリで13万円も出したのに……VR機器を購入した買い物狂いに待ち受けた、思わぬ“副作用” 2020/07/05 19:00 千葉N子(ライター) “買い物狂い” の散財日記 (C)千葉N子 ――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。 「3,280円で手軽にVR体験ができるらしい」 ある日、Amazonをあてもなく巡回していると、「VR」という面白そうなものに出会いました。VRといえば、バーチャル・リアリティの略。仮想現実とも訳されます。そう、VRゴーグルを装着すれば視界の360度が覆われ、瞬く間に仮想現実の世界に入っていくというわけ! 「へー! 家の中で絶叫マシーンに乗ったり、いろんな景色が見れたら楽しいやん!」 買い物狂いの私はすぐに反応し、VRについて調べ始めました。 発売当初はものすごく高かったVR機器だけど、もうそんな安くなってんのね~。3,280円ならポケットマネーでお支払いできますわよ、おほほ。……でも、そんなに安くて大丈夫なのかしらねえ? 小さい頃、祖母に「電化製品は安物はだめだぁ。高ぇものを買え。ナショナルなら間違いない」と教わってきた私。VRも安い物=悪い物ではなかろうな? と意地悪な姑のような顔つきで星1(最低評価)のレビューを舐めるように見ることに。 「プラスチック越しにスマホを見ているのと何も変わらない」「ピントが合わない。安物買いの銭失い」というレビューを目ざとく見つけて「ほら見たことか!!」としたり顔になりました。やはり、ばっちゃんの教えは間違っていなかった。安いものはやっぱり値段なりなんだわ(注:良いレビューもいっぱいありました)。 高いものを買っておけば間違いがないのだ、と思い直し、今度はVRで一番高いものを探し始めました。調べていくと、群を抜いて高かったのがPlayStation 4のVR。 それもそのはず。多くの安価なVR機器は、スマホをセットして映像を楽しむものなのに対し、プレステ4はVR対応ゲームができるのです。しかも、モーションコントローラーを使えば、剣をふったり、銃を打ったりすることをリアルに体験できるのだそう。VR対応ソフトの中には、私がめちゃくちゃやり込んだ『The Elder Scrolls V: Skyrim』(通称、スカイリム)というゲームもありました。こりゃすごい。スカイリムの世界に入れるなんて! 一度思い立つと止まれない私は、その日のうちにVRの機器、モーションコントローラー、プレステ4PROをメルカリで購入し、モーションコントローラー、充電器、ソフトを揃えていきました。お値段総額13万円なーり! もちろんリボ払いなーり! 結論から言うと、VRは感動するほどすごかったです。若干、ピントが合わなかったり、もや~っと見えたりもするのですが、ゲームソフトによっては非常に映像がキレイ! 特に私が気に入ったのは『イーグルフライト』というゲーム。これは自分が鷹になって、空を飛び回りながらさまざまなゲームをクリアしていくというものなのですが、操作はコントローラーではなく、自分の首を傾けることで行います。実際、鷹も首を傾けることで方向転換しているんだって! 操作に慣れると自在に大空を飛び回ることができますし、仲間の鳥を援護したり、洞窟の中を抜けるスリルがまた楽しい! ゲームセンターにあるボックス型のゲーム機のような臨場感を自宅で味わえるのです。VR買ってよかった~!! 家の中がゲームセンターになっちまったぜ、ひゃっほい!! 次のページ プレイ後、まさかの“副作用”が…… 12次のページ 楽天 PlayStationVR “PlayStationVR WORLDS” 同梱版 関連記事 10万円のエルメスか、3万円のキンロックか……「スカーフ」が欲しい買い物狂い、苦悩の末にメルカリで購入も、届いた商品に“まさか”の結末メルカリの「受け取り通知は」慎重に! 色味、サイズ違いで計34万円を費やした、トッズのバッグをめぐる事件(後編)メルカリの出品情報を通知する「フリマアラート」活用も、“設定ミス”で大失敗!「トッズ」のバッグをめぐる戦い(中編)メルカリで購入前に「写真検索」をすべき理由――買って後悔した、「トッズ」のバッグをめぐる戦い(前編)メルカリで鬼のような出品者が大量発生中!? 安物でも「値下げ交渉、購入意思のないいいねNG」に涙……「金持ちケンカせず」は本当だった?