ドトール「ミラノサンド」VSエクセルシオール「パニーニ」! 第1位は490円のコレ!【全15品徹底比較】
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
コーヒーショップ「サンドイッチ・パニーニ」徹底比較
前回に引き続き、コーヒーショップのフードメニューに注目! 今回は、時間がないときでもサッと食べられるランチとして優秀な、サンドイッチ・パニーニにスポットを当て、川村先生に「ドトールコーヒー」「カフェ・ド・クリエ」「エクセルシオールカフェ」のランキングを発表していただきました。
――店舗ランキングの前に、まずは各店の“No.1メニュー”を教えてください。まずは、「ドトールコーヒー」のミラノサンド4品からお願いします。
川村郁子先生(以下、川村) 栄養価から見た第1位は、「ミラノサンドC スモークチキンと半熟たまご ~味噌ジンジャーソース~」(テイクアウト:税込412円)です。サンドイッチ1個だけだと、タンパク質が足りないことも多いのですが、こちらはスモークチキンと半熟卵が入っており、1個当たりのタンパク質は20.2gもあります。これは、同店のミラノサンドの中では最も多いですね。また、レタスや玉ねぎ、レンコンなどの野菜も入っているので、優秀なサンドだと思います。
第1位は逃しましたが、「ミラノサンドB 海老・アボカド・サーモンとカマンベール」も、エビやサーモンなどの魚介類が入っているので、不足しがちな不飽和脂肪酸が手軽に摂れる点や、食物繊維を多く含むアボカドが入っていることで、とても優れています。しかし、カマンベールチーズやアボカドなど、脂質の多い食材が含まれるため、1個当たりの脂質が30.2gとやや多め。総合的に見るとやはり、「ミラノサンドC」が“推せる”かと思います。
――続いて、「カフェ・ド・クリエ」のサンド5品はどうでしょうか。
川村 第1位は「2つのサンド 海老アボカドとツナ」(ドリンクセット:税込748円~)ですね。正直、「2つのサンド 日南どりの大葉ソースとごまポテトサラダ」とどちらがいいか、すごく悩みました。エビが高たんぱく質・低カロリーな点、アボカドにビタミンEが含まれている点、そしてツナマヨも、脂質は気になりますが、魚ですのでオメガ3などの不足しがちな必須脂肪酸が摂れる点を考慮して、「海老アボカドとツナ」を選びました。カロリーも1個あたり386kcalで、食塩相当量も1.7gと控えめです。
「日南どりの大葉ソースとごまポテトサラダ」のほうも、タンパク質を多く含む鶏肉、栄養価の高いごまが入っているので高評価。ただ、ポテトサラダがサンドされているので、炭水化物を多く摂りすぎてしまいそうです。また、「カフェ・ド・クリエ」のサンドイッチは、パンがトーストしてあるので、かみ応えがあるでしょう。しっかりとよくかむことで、満腹感も得やすそうです。
――では最後に、「エクセルシオールカフェ」のパニーニ6品をお願いします。
川村 うーん、どれもよさそうで悩みますね……。栄養価的には「ハーブチキン&5種のチーズ」(テイクアウト:税込490円)でしょうか。チキンとチーズが入っているので、タンパク質が1個で25.1gと多く、6品の中では非常に優秀です。食塩相当量は1.9gで高いほうですが、ほかの店舗と比べると、控えめだといえるでしょう。
「セサミブレッド スモークサーモン&クリームチーズ」も、サーモンのタンパク質、そして栄養価の高いごまがパン生地の中に練り込んであるのは、評価が高い。全体的に、野菜がやや少ないのは気になりますが、サイドメニューに野菜の入ったスープなどがあるので、プラスしてバランスをとることができる点もうれしいです。