伝説の家政婦・タサン志麻さん【手羽元とじゃがいものだしマスタード焼き】作ってみたら……自分史上、“最高の味”と出会ってしまった！　

　しっかり火が通った（はず）の手羽元に、じゃがいもを入れて炒めます。この時、じゃがいもと手羽元を勢いよく炒めないといけない！ と勝手に思った私を悟ってか、横にいた「料理できる旦那」が「優しく、じゃがいもだけをフライパンで裏返しながら焼くイメージで。かき混ぜたらじゃがいも崩れるで」と一言。はい……優しくじゃがいもを炒めながら時折、手羽元をひっくり返しました。

　そして、先ほど作っておいた（A）のマスタードたちの調味料を投入します。レシピには「ニンニクをすりおろしながら炒める」と書いていましたが、そんな器用なことをする余裕は、私には全くないわけなのでニンニクチューブを使った。

　しかし……こんなに水分多くて大丈夫なのだろうか？　と不安に。ツイッターで見た出来上がり写真だと、テカリはあまりなくてマットな感じだったが……。優しく調味料を絡める感じで炒めていったら、徐々に水分はなくなり「コッテリ」した感じに。よし、出来上がりました！

　ここまでにかかった時間は約20分。料理できない主婦の私からしたら、今までで３本の指に入るほどの大作が出来上がった気分だ。それなのに、料理工程は本当に簡単。

　よし、食べてみましょう！

　手羽元を食べてみてびっくり、まったく辛くなくて、マスタードの酸味が利いていて、めちゃくちゃおいしい！　実は最初にマスタードの蓋を開けた時、ちょっと匂いが辛いな、と思ったんですが、全然辛くない。本つゆのうま味とマスタード・ニンニクで、ここまで味がしっかりしたジューシーな一品に仕上がるとは！　

 じゃがいもも食べてみたところ、「こんなに味が絡まる？」というくらい、しっかりと味がついていました。旦那が勝手につけたレモンを絞って手羽元を食べると意外においしくてさらに驚き！

　口当たりは、油の「べったり」ではなくて「コッテリ」。濃厚な大人の味なので「絶対、お酒に合う！」と旦那も大喜び。これは、全国の旦那さんたちも絶対喜ぶだろうなぁと思ってしまう、最高のレシピでした！　伝説の家政婦の志麻さんのセンスが本当に素晴らしすぎる！　総評価は満点をつけたいと思います。

　料理時間は20分と、いつもと比べると時間はかかってしまったが「とっても時間をかけて作った料理の味！　コレ、エスニック料理店でも出てきそう〜」なんて自画自賛。私史上、「最高の味」と出会ってしまった。これは自慢のレシピにランクインです！

【総評】
もう一度作りたい度：★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度：★★★★★
子供ウケまたは夫ウケ：★★★★★