[ジャニーズツッコミ道場]

Hey!Say!JUMP・山田涼介、「ホットケーキ作ってみた」動画に凝縮されたアイドルとしての強さ

2020/04/28 18:28
南山ヒロミ

 ジャニーズ事務所が新型コロナウイルスの感染拡大を受けてスタートした社会貢献プロジェクト「Johnny’s Smile UP!Project」。その一環として、公式YouTubeチャンネルにジャニーズの面々が自撮り動画で登場し、個々にさまざまな企画を行っては、日々話題となっている。

 なかでもぶっちぎりの視聴回数を誇るのが、「Smile UP!Project~家のかたまり~堂本光一~」で、公開から6日後の4月28日午前現在で、187万回超えを記録。これは、堂本光一が作曲を、堂本剛が作詞を手掛けたKinKi Kidsの名曲「愛のかたまり」の替え歌で、「家のかたまり」と題し、「STAY HOME」のメッセージを歌い上げた動画である。

 まったくおちゃらけることなく、終始真剣な表情で絶妙な替え歌を歌うシュールさや、フィルターのかかった凝った映像、わざわざ一人でハモリまで別撮りしている細やかな仕事ぶり・技巧派ぶりは、まさに「センスのかたまり」。凛々しさすらも面白く見えてしまう上質なコントのようであり、後輩ジャニーズのみならず、芸人でも嫉妬するクオリティの高さではないだろうか。

 そんな中、ホットケーキを作る動画を4月23日にアップして、28日午前現在で151万回超えを記録しているのが「Smile UP!Project~ホットケーキ作ってみた~山田涼介」だ。


 内容はシンプルに「ホットケーキを作る」だけ。しかし、そこが逆にオタク需要を押さえまくっている。なぜなら、動画を見た人たちのほとんどが「ホットケーキ」ではなく「山田涼介の顔」を見ているから。

 ここが一番大事な点で、ジャニーズに限らず、俳優もアスリートも、ファンはたいていその対象の容姿を見たいもの。しかし、自撮りだと自分目線になるため「モノ」が中心となることが多々ある。

 その点、山田はホットケーキを作る手元だけではなく、ちゃんと自分の顔が写るように動画を撮っている。テレビで見る時と違い、照明などがちゃんとあたっているわけではなく、コンサートで見せるようなキラキラ衣装+気合の入った髪形でもなく、シンプルな白カットソー姿+普通の髪型であることが、より一層、顔面の良さをシンプルに引き立てている。そのため、コメント欄には、次のような書き込みが続々と並んでいる。

「いや、顔が良い。終始顔が良い。ホットケーキなんてどうでも良くなるくらい顔が良い」
「全然ファンでもなんでもないけど興味本位で開いてみたら、圧倒的美男子でワロタ」
「これを視聴した9割の人は山田涼介の美しさによりホットケーキを作っていることに気づかない」
「ごめんなさい、、、顔が良すぎてホットケーキの作り方が全く頭に入りませんでした」

 さらに、顔をひたすら凝視した後に、ファンが行うのは背後に写り込んだ物品の「特定」。調理家電のメーカー特定や、缶の特定など。さらにボウルの表面にぼんやり映った撮影中のスマホを発見し、角度などを一生懸命考えて、そこに固定したんだろうなどと思いを馳せては、「エモい」と歓喜する声もあった。


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