昭恵夫人と旅行の「ドクタードルフィン」松久正氏は何者か――心屋仁之助氏ら“スピリチュアルイベント”参加の過去
4月16日発売の 「週刊文春」(文藝春秋)にて、安倍晋三首相の妻である昭恵夫人が、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、約50人の団体とともに大分県へ旅行していたと報じられ、波紋が広がっている。
記事によると、昭恵夫人は3月15日に大分県宇佐市の宇佐神宮を訪れたそうで、これは医師の松久正氏が主催する「神ドクター降臨 in Oita」というツアーの一環だったとのこと。“ドクタードルフィン”を自称する松久氏は、自身の公式サイトで「薬や手術というものを一切使わず、自分自身で人生や身体の問題を修復する力を最大限に発揮させる『超次元・超時空間松果体覚醒医学』を提唱」と、治療方針を示している。
この報道を受け、ネット上では「コロナ流行の中で旅行にいくのもヤバいけど、ドクタードルフィンがさらに謎」「ドクタードルフィンって本当に医者? スピリチュアル系の人かな?」「ドクタードルフィン、怪しすぎるだろ! こんな人と旅行って、昭恵夫人は大丈夫?」など、松久氏の存在に衝撃を受ける声が続出中だ。
“謎の存在”として注目を集めている松久氏だが、サイゾーウーマンでは昨年11月、都内で開催された『龍の日』なるイベントにて、松久氏の姿を捉えている。心理カウンセラー・心屋仁之助氏、「龍使い」を名乗るSHINGO氏といった、“スピリチュアル界隈”で名を馳せる人物が出演したこのイベントについてつづった、スピリチュアルウォッチャー・黒猫ドラネコ氏のコラムを、いま一度掲載する。松久氏は一体どのような人物と関わりがあるのか、ぜひ確かめていただきたい。
(編集部)
(初出:2019年11月8日)
心屋仁之助氏・デューク更家氏も出演――スピリチュアルイベント『龍の日』で目撃した一部始終
先月、台風や豪雨が全国各地で猛威を振るいました。被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。私が観察している“怪しいスピリチュアル”界隈には、台風が来ると「白龍が来た」などと騒ぐ連中がいます。どうやらここ最近、彼らのトレンドは「龍」のようなのです。
昔から界隈で人気のあるモチーフではありますが、最近は特によく目につきます。その発端とまでは言い切れませんが、ブームを過熱させたのはおそらく、“ウォーキング健康法”で一世を風靡した、デューク更家氏でしょう。
昨年11月には、『お金持ちになれたのは龍のおかげ』(宝島社)という著書を出版。“スピ好きカミングアウト”ともいえるこの一冊には、良くも悪くも注目が集まりました。アマゾンの内容紹介によると、デューク氏は「幼いころから『龍』と交信をしていました」とのこと。この本を読めば、「龍を自分の中に呼び込んで、人生が激変」する方法がわかるようです。神秘的な(胡散臭い)魅力と、天災が多かったことの畏れが相まって、この1年でじわじわと「龍」を持ち出す人が増えたと思われます。
そんなデューク氏は、今月11月3日に東京・銀座の時事通信ホールで行われた『龍の日』なるイベントに出演。フライヤ―を見ると、「龍に興味がある人 龍の運気にあやかりたい人 名前に龍が付く人 龍の地名に住んでいる人 とにかく龍好き!! THE・ハッピーエンターテイメント 2020年に向けてパワーアップ1Day!」と書かれていますが、一体何の目的で開かれたイベントなのかは不明。その他、スピ界隈から絶大な支持を受ける、心理カウンセラー・心屋仁之助氏や、お笑い芸人・楽しんご氏、アニメソング歌手の高橋洋樹氏ら、多種多様なゲストが登場するとの告知も。私としても無視するわけにはいかず(?)、少しだけ会場に潜入してきました。