アメリカのロイヤルファミリーが……

「ケネディ家の呪い」はどこまで……ロバート・F・ケネディ孫娘が「不可思議な」水難事故で死亡

2020/04/08 20:09
堀川樹里(ライター)

新型コロナの避難先で……

 米紙「ワシントン・ポスト」によると、40歳のメイヴと8歳の息子ギデオンは現地時間4月2日、家族で滞在していたメリーランド州アナポリスの別荘近くの海で行方不明になった。

 メイヴの夫デイヴィッドは3日、Facebookで妻子が行方不明になった時の状況を説明。

 一家は、新型コロナウイルスの感染を避けるため、「ワシントンD.C.の自宅よりも広くて子どもたちが走り回ることができる」メイヴの母が所有する空き家に滞在していたそう。2日午後、「ギデオンとメイヴが、家の裏にある入り江のそばでボール遊びをしていたところ、ボールが水の中に入ってしまった」ため、カヌーで入り江に出たとのこと。

 風も波もあまりなく穏やかな入り江なのだが、「どういうわけだか、風か波に押されてしまったようで、2人が乗ったカヌーは(広大な)チェサピーク湾に出てしまい」、海岸からかなり離れた場所で漂っているところを目撃した人が警察に通報。ただちに捜索が開始され、沿岸警備隊は夕方6時半頃、入り江からかなり離れた海上で転覆したカヌーを発見した。

 その後、夜通し捜索が行われたが、2人の姿は発見されず。デイヴィッドは「沿岸警備隊や地元当局の大勢の人たちが必死で救助活動を行っているが、24時間以上経過しているため、生存の可能性は極めて低い。2人が亡くなったのは明らかだ」と嘆き悲しんだ。


 メイヴの母で、メリーランド州副知事を務めたキャスリーン・ケネディ・タウンゼンドも3日夜に声明を発表。「救助活動ではなく、遺体の回収作業と認識している」と、娘・孫の生存を絶望視していたが、その後も懸命の捜索活動が続けられた。

 6日、米ニュースサイト「TMZ」が、「滞在していた海辺の家から南に約4km離れた海中で、メイヴの遺体が発見された」と報道。ギデオンはまだ発見されておらず、現在も捜索は続いている。

 消防局によると、メイヴとギデオンが乗ったカヌーが流されていると通報があったのは、2日の夕方4時49分。どのようにしてカヌーが転覆したのかは不明であり、ネット上では「穏やかな入り江から押し出されるように沖に流されるなんて。呪いに違いない」「ギデオンはまだ8歳なのに」と、突然の悲劇にあぜんとしている人が多い。

 ケネディ家の若い世代には、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子で俳優のパトリック(26)、テイラー・スウィフトの「元カレ」として知られるコナー・ケネディ(25)らが知られている。昨年、俳優クリス・プラットと結婚したパトリックの姉キャサリン・シュワルツェネッガー(30)や、祖母ジャクリーン・ケネディ・オナシスにそっくりだと言われる女優のローズ・シュロスバーグ(31)、「いま最も注目を集めている人」ニューヨーク州知事アンドリュー・クオモの娘で、名門ブラウン大学生のミカエラ・クオモ(22)も、ケネディ家の血を引いている。各界で今後、ますます活躍するであろう彼らに、忌まわしいケネディ家の呪いがかからないことを祈らずにはいられない。


堀川樹里(ライター)

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2020/04/08 20:09
ケネディ
JFKの妹のロボトミー手術が呪いの始まりとのことです