調味料のプロが伝授「コチュジャン」使い切りレシピ! レンジ10分で完成【ささみ肉とパプリカの韓国風トマト煮】
あれもこれもとつい買ってしまう調味料。新しい味覚にワクワクしたのに、気づけばお蔵入り……。そんな調味料をカンタンおいしく使い切る方法を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエのMICHIKOが伝授! 今回は、「コチュジャン」の使い切り方法です。
コチュジャンとは?
コチュジャンとは、ちょっと甘くてピリ辛な醤(ジャン)! 米やもち米に麹・粉唐辛子・塩などを合わせて発酵・熟成させた韓国の甘辛い味の唐辛子味噌で、加えるだけで、どんな料理も韓国風の味わいになります。
朝鮮宮廷料理用の唐辛子味噌といわれるコチュジャンは、18世紀頃から作られ始めたようです。塩分濃度が少なく、また甘味が多い唐辛子が多いため、「甘味・旨味・コク・辛味」のあるおいしいコチュジャンが出来上がりました。淳昌郡(スンチャングン)はコチュジャンの里としても名高い産地で、国王に献上品として納めていたようです。韓国ドラマを彷彿とさせますね。
コチュジャンは、中国生まれの豆板醤とは違い、直接炒めるのには向かず、加えて和えるなどの使い方が合うようです。焼肉の時に、サンチュとともに欠かせませんね。ビビンパに添えたり、チヂミやトッポギなどに使われたり、チゲなどの鍋物、炒め物、和え物の調味に幅広く使われています。最近は、水飴などを使った甘さが強いコチュジャンが多く出回っていますが、唐辛子の辛みを楽しみたい方は本場韓国ブランドの商品を選んでみてください。開封前なら常温保存、開封後は冷蔵庫で保存しましょう。唐辛子たっぷりのコチュジャンは、免疫力UPにも効果があるそうですよ。
コチュジャンの使い切りレシピ:【ささみ肉とパプリカの韓国風トマト煮】
洋食風のトマト煮込みを韓国風に。味付けはコチュジャンだけ! 鍋でコトコト煮込む料理も、レンジなら、あっという間♪ アツアツでも、冷やしてもおいしい一品♪
【材料】(2人分)
鶏ささみ肉 ・・・ 2本(140g)
玉ねぎ ・・・ 1╱2個
パプリカ(赤・黄) ・・・ 各1╱3個
アスパラガス ・・・ 2本
A:コチュジャン 大さじ1強、ニンニク(チューブ) 小さじ2、ごま油 大さじ2、カットトマト(缶詰) 1╱2缶(200g)