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[連載]30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター
間違えがちな「ダメな収納」、整理したのに片付かない! イライラ防ぐ3つのコツとは?
2020/03/09 19:30
その前に「収納庫」には、いろいろな呼称が多く「何に使うの?」と迷う方も多いようです。とくに混乱しがちな、3種の収納庫を下図で説明します。
【納戸】
窓と換気がない空間で、人が歩けるほどの広さ。間取りでは「N」と表示される場合が多く、ユーティリティースペース、フリールームなどの呼称も。
【押入れ】
畳1枚分を基準にした和室にある収納庫。一般的に、上下2段に分かれて襖が付いている。ちなみに、京間(191×95.5cm)と江戸間(176×88cm)のように地方によってサイズが異なります。
【物入れ】
人ひとり入れるぐらいで、押入れ半分ほどの空間。洋の空間を「物入れ」、和の空間を「半間の押入れ」と呼ぶ業界も。
どの収納庫も、使う場所と「目的」に沿って収納します。和室にある「押し入れ」なら、布団や季節の飾り物など。寝室に近い「納戸」なら、パイプを設置してウォークインクロゼット(WIC)に。洗面室なら、ランドリールームに。キッチンなら、パントリー(食品庫)になります。何を入れるべきかよりも、この部屋で何をするのか? 目的と動線に合わせた収納を考えましょう。
「何を入れるべきか」よりも、使いやすい目的と動線を!
何を入れるか迷いがちな「物入れ」は、使う場所も肝心です。リビングなら文房具や紙資料をまとめた「情報ステーション」として。勝手口に近いなら、「ゴミの分別」も便利ですね。玄関から水回りに続く廊下に物入れがあるMさん宅の場合は、どうでしょうか?
水回りが近い「物入れ」に掃除用品をまとめることにしました。置く場所(モノの住所)がなかったせいで、アチコチに掃除用品が散らばっていて、同じ役割のモノがかぶっています。コレを必要数に絞り、まとめて置きます。