素直に「お金ください」って言えばいいのに

加藤紗里、キングコング・西野亮廣、泰葉……クラウンドファンディングで炎上した芸能人

2020/01/27 12:00
サイゾーウーマン編集部
西野亮廣オフィシャルブログより

 1月19日に自身のYouTubeチャンネルで妊娠を明らかにしたタレント・加藤紗里が、翌20日の投稿で「加藤紗里マタニティフォト写真集 in ハワイ」の制作に向けて、クラウドファンディングで資金を集めると発表。クラウドファンディングとは、実施者が目的達成のために出資者から資金を募るシステムを指すが、加藤の呼びかけにはネット上で批判が続出している。

「加藤は2019年9月に一般男性と結婚するも、今年1月10日にはすでに離婚していたこと、婚姻中の3カ月間で元夫に1億円以上使わせていたと公表し、世間をあきれさせていました。そんな中、『元旦那の子』を妊娠していると明かした加藤ですが、シングルマザーとして出産・育児をしていく決意を口にする一方で、マタニティフォトについては『殿方たちからの支援を受けて、どうにか撮れたらなと思います』と述べており、ネット上には『男の金ばっかりあてにするな!』『そもそも加藤の写真集とか需要あるの?』『“炎上商法”はいつものことだけど、子どもまで利用するなんて……』といったバッシングが飛び交っています」(芸能ライター)

 このように、有名人がクラウドファンディングを実施して炎上した事例は過去にも。17年10月には歌手の泰葉が、自身の音楽アルバム制作と、「財団法人泰葉こども基金」を設立して恵まれない人々を支援することを目的とし、クラウドファンディングで出資を募ったが……。

「クラウドファンディングでは、多くの場合、出資者に対しなんらかの“見返り”を提示しますが、泰葉は制作予定のアルバムをリターンすると約束。しかし、目標金額の300万円に対して、集まったのは約17万円。さらに、泰葉は同年12月に自身のブログで、『私は債務整理をする決断をしました』と“自己破産宣言”をして、出資者の間で不安が広がることに。ネットユーザーからも、『自分が生活苦なのに、人のお金で支援活動するって意味不明』『本当に支援目的のクラウドファンディングだったのか怪しい。自分の生活のためじゃないの?』などと言われていました」(スポーツ紙記者)

 そんな中、泰葉は18年5月にブログで「クラウドファンディングは残念ながらリターンが実行できなくなりました」「連休明けより返金を開始いたします」と表明。同年9月には、元マネジャーへの脅迫容疑で書類送検されるなどの騒動もありつつ、19年12月には「クラウドファンディングに関しましては、返済方法をお知らせくださいました大部分の方にお返ししました。また、何名かの方は、『あしなが育英会』様へのご寄付をご希望でしたのできちんとご希望通り振り込みさせていただきました」と、ブログで報告している。


「平安時代の公卿・坂上田村麻呂を先祖に持つ“お嬢様芸人”として注目を集めたたかまつななも、17年3月に『お笑いの優勝賞金で大学院に進学。ですが、貯金が底をつきました』『若者と政治をつなぐ架け橋になります!』として、クラウドファンディングで学費を募りました。しかし、ネットユーザーからは『実家がお金持ちのお嬢様なのに、なぜ学費を他人に出してもらう必要があるのか』『バイトしながら、自分の力で頑張っている苦学生もいます。あなたも他人のお金で学ぶのではなく、自分でなんとかすべき』といった苦言が続出。たかまつは同年4月、自身のブログでTwitterが炎上している状況や、親からは『芸人になるために払う金はない!』と勘当されたこと、『バイトで、学業をおろそかにしては、本末転倒』と考えていることなどを伝え、理解を求めました」(同)

 結局、たかまつは批判されながらも目標金額の80万円どころか、140万円以上の資金調達に成功。ちなみに同じ芸人では、キングコング・西野亮廣が昨年11月に行った講演で「これまでクラウドファンディングで2億6000万円くらい集めてます」と明かしているが、その間には、やはり炎上が起こっていた。

「17年の時点で、『五反田までの電車賃をカンパしてください!』『いつか100億円あげます(たぶん)』として、クラウドファンディングで交通費を募り、同サービスの運営から“規約違反”を指摘された西野ですが、同年出版の著書『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』(幻冬舎)に合わせ、『講演会の開催権利』をリターンに設定したクラウドファンディングを行いました。しかし、リターンに設定されていたサイン本が『いつまでも手元に届かない』という声が上がり、『詐欺ではないか?』『不信感でいっぱい』と訴える出資者が続出。ネット上で問題視されていました」(マスコミ関係者)

 その後、18年6月に西野の出身地・兵庫県川西市に美術館を建設するため、「今現在まるで貯金がないのに、3億円の借金を抱えることになった」として、「300万人が100円ずつ募金すればいい」とブログで寄付を募ったところ、「軽いノリでお金を集めようとしていて図々しい」「クラウドファンディングではなく、もはやタカリ」「西野の言うことはすべてウソに思える。まずは人から信用される行いをするのが先」といった指摘が相次いだ。なお、西野は後日「一部、誤解を招く表現や演出があった」と謝罪するに至ったものの、改めて同じクラウドファンディングを行ったところ、6000万円以上の資金が集まっていた。

 芸能人である以上、クラウドファンディングをすれば世間から注目が集まり、資金が増える可能性は高い。しかし、あくまでも“出資してもらう側”だということは、誰であっても肝に銘じるべきだろう。


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最終更新:2020/01/27 12:00
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