ヘンリー王子&メーガン妃、すでに「サセックス公爵」を商標登録済み! メーガン妃バッシング強まる
2人は今回の表明の後、新しいウェブサイト「sussexroyal.com」をローンチし、その中で高位王族であるために収入を得ることを禁じられていると告白。公費・私費を賄っているのは、王室助成金と、チャールズ皇太子からコーンウォール公爵領の収入の一部として、ウィリアム王子と共に受け取っている年間490万ポンド(約7億円)の中からの取り分。全体の比率を見ると、王室助成金は約5%と低く、ほとんどが父親頼みであることも明かした。高位王族を離れた後も、このコーンウォール公爵領の収入の一部を受け取るのかは不明。
ヘンリー王子の資産は、母である故ダイアナ妃から相続した推定2,000万ポンド(約28億6,000万円)の遺産と、祖母であるエリザベス女王からの700万ポンド(約10億円)の信託。メーガン妃の資産は女優時代に築いた400万ポンド(約5億7,000万円)。合わせるとかなりの資産家ではあるが、240万ポンド(約3億4,000万円)の税金を投入して改装し、今後もイギリスでの拠点にすると発表したフロッグモア・コテージの維持費や、警護費など、今までと同じレベルの生活を望むのなら、あっという間になくなるだろう。
だが、「デイリー・メール」によると、彼らならディナーパーティで簡単なスピーチをするだけで一回につき38万ポンド(約5,400万円)の収入が見込め、ほかにも、パーティやイベントに出席するだけで大金を手に入れられるとのこと。また、この1カ月で2人は「サセックス公爵」をブランド化するため、Tシャツ、本、雑誌など100以上のアイテムをサセックス公爵で商標登録しているという。現にこれらのグッズが世界中で売れたら、かなりの額を稼げるだろう。
今回、ヘンリー王子が高位王族を離れることを決めた背景には、タブロイドに狙われ、執拗に攻撃されるメーガン妃を守りたいとの気持ちが大きいからだとされる。実際に、タブロイド紙のオーナーを相手取った裁判も起こしている。「ヘンリー王子がメーガン妃を守ろうとすればするほど、メーガン妃は世間から嫌われるのに」という声も少なくないが、英王室からも孤立している状態で、精神的にも追い詰められてしまっているのかもしれない。
また、最近エリザベス女王はチャールズ皇太子、ウィリアム王子、彼の息子のジョージ王子との4ショット写真を公開することが増え、世間に王位継承順位をはっきり示している。ウィリアム王子にはジョージ王子を含めて3人の子がおり、彼らがヘンリー王子よりも王位継承順位が高いため、ヘンリー王子がいつまでも高位王族の身分に縛られたくないという気持ちが強まっても不思議ではないだろう。
英メディアは「BREXIT(英国のEU離脱)ならぬMEGXIT(メーガン妃によるヘンリー王子の英国高位王族離脱)だ」と、こぞって報道。MEGXITはツイッターのトレンド入りするなど、ネット上でも大きな話題になっている。
SNSでは今回の発表を批判する声が非常に多く、アンチ・メーガン妃として知られる番組司会者のピアーズ・モーガンは、ツイッターで「メーガン妃は自分の家族(異母きょうだい)を切り捨て、父親を切り捨て、昔からの友人のほとんどを切り捨て、ハリー王子とウィリアム王子の仲を引き裂き、挙げ句の果てにヘンリー王子と王族を引き離そうとしている」と痛烈に批判。ネット上では「結婚式に使った税金を返せ!」「メーガン妃には、ぜひ英王室ドラマ『ザ・クラウン』(エリザベス女王の半生を描いた話題作)に出演していただきたい!」などと強烈な文句が飛び交っている。また、ロンドンのマダム・タッソー蝋人形館は、王族コーナーに飾ってあるヘンリー王子とメーガン妃の蝋人形の展示を中止するなど、各方面に余波が及んでいる。
はたして、ヘンリー王子とメーガン妃の描いている通りに事が進み、サセックス侯爵のブランドを使って経済的自立を図れるのだろうか? 今後の展開をじっくりと見守っていきたい。