ママ友グループLINEから

ママ友に「嫁失格」と叱られ、LINEの「義実家トーク」にモヤモヤ……年末年始の帰省話は“地雷ネタ”?

2020/01/13 17:00
池守りぜね(ライター)

ママ友から「いつでも帰省できていいね」と嫌み!?

 美穂子さん(仮名)は、都内にある幼稚園に2歳になる男児を通わせている。現在、第2子を妊娠中のため、日中は近所に住んでいる実家で過ごしているそうだ。

「実家は、兄が結婚で出て行ったので、父と母の2人暮らし。父はまだ嘱託職員として働いていますが、専業主婦の母は家にいるので、ごはんの用意などは甘えています」

 妊娠初期はつわりなどがひどかったため、一時的に実家を頼っているつもりだったが、ママ友からひんしゅくを買ってしまったという。

「幼稚園のママとは、たまにランチに行っていたんですが、『夕飯の支度をしなきゃ』と帰ろうとするママに、『うちは実家で食べるからゆっくりできる』と言ったら、『実家で過ごしているの?』って聞かれたんです。平日は、ほぼ実家で過ごしていたので、そう伝えたら険悪なムードが漂いました」

 ママにとって、実家や義実家が近く、何かあった時に頼れるというのは、育児をする上で大きなメリットとなる。そのため、「恵まれた環境のママとそうではないママの間でどうしても格差のようなものが発生し、私みたいな人は非難されてしまう傾向がある」と美穂子さんは言う。


「あるママから、LINEでメッセージが来たんです。『あまり実家自慢しない方がいいよ』って。私は普通にしていただけなのに……。グループチャットでも、年末年始の帰省の話題が上がったとき、あるママが『いつでも帰省できる人はいいよね』と書いていて、『私への嫌みかな?』と内心、モヤモヤしました」

 帰省というのは、それぞれの地域や、家庭環境による違いもあるため、どれが正解とも言えない。さらに、子どもができると個人だけの問題ではなくなる部分が多い。これからは、年末年始のあり方も多様化していくと予想されるだけに、帰省をめぐるママ友同士での諍いも減っていくことを願いたいものだが……。

池守りぜね(ライター)

池守りぜね(ライター)

出版社やweb媒体の編集を経て、フリーライターに。趣味は家族とのプロレス観戦、音楽フェス参戦。プライベートでは女児の母。

記事一覧

最終更新:2020/01/13 17:00
LINEがぜんぶわかる本 2020年版
義実家にどうしても帰りたい嫁っつーのはいるものなのか