『おっさんずラブ』シーズン2のここが許せない!? 「カップリングは事前提示を」腐女子が抗議
――ほかにも気になるところはありましたか?
C あのちょっと思ったんですけど、奥手で真面目、かつ優しい四宮と、ツンツン系ビッチの成瀬って、ものすごく王道カップリングじゃないですか?
A そうなんですよ……!! っていうか、成瀬って四宮のことが好きじゃないですか。だから、四宮が成瀬の気持ちに応えてくれさえすれば、全ては丸く収まるんですよ。春田さえいなければ。春田が邪魔なんですよ!
C Aさん、シーズン1のときは、「理想の受けの顔」とか言っていたのに(笑)。
A シーズン1の春田は、天真爛漫ながらもすごく色っぽかったのに、シーズン2では、ただただ幼稚な印象が強いんですよ。
B それは、林遣都の湿度ある演技に、田中圭が感化されていたからだと思いますよ! ちなみに、四宮と春田も、結構王道カップリングなのではないかなと思うのですがいかがでしょう?
A 四宮は料理上手だし、仕事熱心だし、でも春田に素直に気持ちを伝えられないところがあるという点で、牧にかぶるところがあると思います。だから、王道だとは思うのですが、いかんせん第5話時点で、四宮と春田はくっつきそうにない。悔しいですね……。
B あと、これは腐女子視点とはちょっとズレてしまうかもしれませんが、製作側が何を思ってこのドラマを作っているのだろうというのが、わからない。シーズン1は、「さまざまな愛の形がある」という大きなテーマがあって、春田と牧以外にも、いろんなカップルが生まれました。でもシーズン2は? 春田を取り合う大合戦を描きたいのか、成瀬と四宮それぞれの家族の問題をシリアスに描きたいのか、はたまた黒澤キャプテンのコメディを描きたいのか……根底にあるテーマが見えてこないから、どの要素も中途半端にしか見えないんです。
C 黒澤キャプテン、ちょっと浮いてますよね。シーズン1は、春田と牧のカップリングを安心して楽しめていたから、黒澤部長で笑えていたのに、シーズン2では楽しむ余裕がないです。あと、個人的に、緋夏(春田の高校の後輩で、黒澤キャプテンの娘/佐津川愛美)が本当に苦手ですね。きゃぴきゃぴ可愛い系のステレオタイプの女性像というか。BL作品において、この女モブキャラはウケないのでは。それに、父と娘である黒澤キャプテンと緋夏が、春田を取り合う関係になるのも、私は生理的に無理ですね……。