米倉涼子『ドクターX』の二番煎じ? 日テレの1月期「天才女医ドラマ」に「リスキー」の声
天海祐希が、来年1月期の連続ドラマ『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(日本テレビ系)で主演することが発表された。原作は脚本家・林宏司氏の小説(12月下旬、河出文庫刊行予定)で、脳外科の医師たちの群像劇というが、一部業界関係者からは「『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)と比較されることが目に見えている」と不安視する声が漏れているという。
「天海の連ドラ主演は、2016年10月期の『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系)以来で、今回の『トップナイフ』では天才脳神経外科医・深山(みやま)瑤子役を演じます。ほかのキャストはまだ発表されていませんが、原作には瑤子以外にも凄腕の医師たちが登場し、さまざまな患者を救うために尽力するようです。ドラマの脚本を担当する林氏は、来春のNHK連続テレビ小説『エール』の脚本を途中降板して世間を驚かせたばかりではありますが、この『トップナイフ』の情報解禁にあたり、10年近く前から構想を練っていたことや、主演には天海をイメージしていたことなどを明かしています」(芸能ライター)
一方で天海も、林氏や、同ドラマの演出家・大塚恭司氏と、過去の作品で仕事をともにしていることから、『トップナイフ』公式サイトに「とても嬉しくとても楽しみ」とコメントを寄せている。
「“天才女医モノ”といえば、米倉涼子が主演を務める『ドクターX』シリーズのイメージが強く、ある意味、手堅く視聴率が狙える企画と言えるでしょう。日テレは近頃、ドラマの視聴率がイマイチですし、一方の天海も前主演作『Chef』が全話平均7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と不発だっただけに、“守り”に入っている印象もありますね」(同)
しかし一方で、「『トップナイフ』はリスキーなドラマ」と語るテレビ局関係者も。
「10年前から構想を練っていた原作があるといっても、やはりお茶の間的に『ドクターX』の“二番煎じ”感は否めないでしょう。『ドクターX』また米倉と比較され、ネガティブな口コミが広がることも考えられます。それなのに放送を決めた日テレもどうかと思いますが、天海がオファーを引き受けたことにも驚きです」(テレビ局関係者)
『ドクターX』はシリーズを通して、通常回は20%前後で推移し、最終回には25%超の高視聴率を獲得したことも。今年10月から始まった第6シリーズも、初回20.3%で発進後、第2話19.0%、第3話18.1%と、やはり高水準で推移している。
「そんな『ドクターX』を、『トップナイフ』が視聴率で超える可能性は果てしなく低い。爆死とまではいかないにしても、そこそこの数字で終わるのでは」(同)
『トップナイフ』が放送される日本テレビ系「土曜ドラマ」枠では、現在、生田斗真主演の『俺の話は長い』が視聴率1ケタ台を推移中。果たして天海と日テレは、『トップナイフ』で2020年の幕開けを華々しく飾れるだろうか。